2007-08-28

fenrirScan.iniを鍛える

fenrirはたいへん使い勝手の良いすばらしいソフトですが、
フォルダの内容やファイルが変わるたびに、スキャンを実行してpath(注 ここでのpathとは\Fenrir\data\path のこと。以下同じ)を更新しなければならないのが、すこしばかりネックといえるでしょう。

そこでポイントとなるのが、スキャンですが、fenrirにはfenrirScanという、とても便利なスキャン用プログラムが付いています。
scanrule.iniに設定を書き加えることにより、スキャンする、しないはもちろんのこと、ワイルドカードや拡張子を指定してのきめ細かな指定ができます。

fenrirScan については、fenrirScan - FrownWikiでたいへんわかりやすい説明がされています。そちらを参照されるとよいでしょう。

詳細な設定ができるということは、裏をかえせば、設定ファイルの調整に手間取るということです。ぶっちゃけた話、少しばかり、設定が面倒くさいということ。

これまで、scanrule.iniの編集は、いちいちpathファイルを開いて、手作業でしていました。
サブフォルダをスキャンしないパスには * をつけて
スキャンしないフォルダには - をつけて・・・というふうに。

実行ファイルだけを集めたpathであれば、そのやり方でもいいのですが、フォルダやファイルすべてとなると、根気がいる作業です。

そこで、その負担を何とか軽くできないだろうかと、いろいろ調べてみました。

参考にさせてもらったドキュメントおよびサイトは以下のとおり

・FenrirScanのReadeMe
fenrir - FrownWiki
・2ちゃんねる ソフトウェア板 fenrir part1~4

その結果、fenrir本体より、


・選択したフォルダをスキャンする
・選択したフォルダのサブフォルダをスキャンしない
・選択したフォルダあるいはファイルのパスをScanrule.iniスキャンするパスとして追加する
・選択したフォルダあるいはファイルのパスをScanrule.iniにスキャンしないパスとして追加する
・選択したフォルダあるいはファイルをPath追加する
・選択したフォルダあるいはファイルをPathより削除する

以上の項目について、scanrule.iniとPathを編集する方法を整理してみました。

まず、以下の内容のコマンドファイルを作成し、ファイル名を4enter.txtなどとし、適当なキーに割り当てます。
fenrir本体を起動し、該当するフォルダあるいはファイルを選択し、コマンドを呼び出し、目的の処理を選べばokです。

[.\\\;
選択したフォルダをスキャンする|C:\soft\Fenrir\All\fenrirScan.exe *%P,*.*,\
選択したフォルダのサブフォルダをスキャンしない|C:\WINDOWS\system32\cmd.exe /c echo *%P>>C:\soft\Fenrir\All\scanrule.ini
選択したフォルダのパスをScanrule.iniにスキャンするパスとして追加する|C:\WINDOWS\system32\cmd.exe /c echo +%P>>C:\soft\Fenrir\All\scanrule.ini
選択したフォルダのパスをScanrule.iniにスキャンしないパスとして追加する|C:\WINDOWS\system32\cmd.exe /c echo -%P>>C:\soft\Fenrir\All\scanrule.ini
選択したフォルダをpathに追加する|cmd.exe /c echo %P>>C:\soft\Fenrir\All\data\path
選択したフォルダをpathより削除する|C:\soft\Fenrir\All\fenrirScan.exe !%P
]
[.???;
選択したフォルダのパスをScanrule.iniにスキャンするパスとして追加する|C:\WINDOWS\system32\cmd.exe /c echo +%P>>C:\soft\Fenrir\All\scanrule.ini
選択したフォルダのパスをScanrule.iniにスキャンしないパスとして追加する|C:\WINDOWS\system32\cmd.exe /c echo -%P>>C:\soft\Fenrir\All\scanrule.ini
選択したファイルをpathに追加する|cmd.exe /c echo %P>>C:\soft\Fenrir\All\data\path
選択したファイルをpathより削除する|C:\soft\Fenrir\All\fenrirScan.exe !%P
]






画面の例では、C:\soft\Fenrir\Allのフォルダをスキャンする処理を選んでいます。









これで、少しはiniのファイルの編集が楽にできると思います。
日頃から、根気よく、Scanrule.iniファイルを鍛えておけば、ためらうことなくスキャンすることができる日が、いつかやって来るでしょう。
たぶんね・・・