2007-11-29

Dialogを慣らす その2 方法その5

数年前、「Soda」というフォルダ移動を支援するソフトを使用していた。
常駐ソフトでありながら、メモリ使用量が少なく、Dialog移動に重宝していた。
しかし、いつしかだんだん使わなくなり、お蔵入りになってしまった。

その理由は、
・ファイラーが指定できないこと
・アクセラレータキーのカスタマイズができないこと
の2点だった。

さきごろ、Soda1.17がリリースされ、上記理由が解消されたので、さっそく使ってみた。

保存ダイアログで、
ホットキーで メニューを呼び出し
好みで指定したアクセラレータキーを押して任意のフォルダを指定し、
フォルダ移動後、Enterを押せば保存が完了。
これまでめんどうだった作業が、マウスなしでスムースに行える。


なかなかいい感じである。
ただひとつだけ、フォルダ移動時に保存ダイアログのファイル名の所に、一瞬移動先のフォルダ名が表示され、その後、保存ファイル名が再表示される動作がもたつく感じがほんの少し残念ではあるけれど、気にしなければ問題ない。

ファイラを指定してホットキーからファイルが開けるようになったのもうれしい。




Dialogを 慣らすで記述した「方法その4 DialogHandlerを使う」(fenrirとDialogHandlerを併用してフォルダを移動する)方法と同じくらい便利である。

常駐とはいっても、メモリ使用量は無視できる程度に非常に少ない。当方の環境では、立ち上げ時208k、しばらく使用した後で328kだった。

「開く/保存ダイアログ」の操作性に不満のあった人には、ぜひおすすめしたいソフトである。

2007-11-21

エディタをほんのすこし使いやすくする -menuHackerを使って

menuHackerは、工夫しだいで人それぞれに使い方が自在に操れるすばらしいソフトである。
ソフトの全体像を知るにはmenuHacker - FrownWikiを参照されたし。
さまざまな使い方のできるソフトであるため、その汎用性ゆえに、そのすばらしさがかすんでしまうほどである。
それなので、ここでは「コマンドに使用できる置換文字列」と「エディタ」の2点だけに的を絞ってみようと思う。

menuHackerの置換文字列には「%titlepath%」というのがある。これはコマンド内で「ウィンドウのタイトルバー文字列から抜き出したパス」に置き換わる。

このパス情報をエディタと連携させて、うまく活用しない手はない。
たいしてすごいことができるわけではないが、エディタをほんの少し使いやすくすると長所・短所は以下のとおり。いう点で、個人的には大変重宝している。
どんな所をほんの少し使いやすくするのかといえば、次の4点である。

エディタで現在編集しているファイルのプロパティを表示する
エディタで現在編集しているファイルのパスをコピーする
エディタで現在編集しているファイルを任意のブラウザで開く
エディタで現在編集しているファイルを任意のファイラで開く

具体的にどうするのかは以下のとおり。

必要なもの

menuHacker
エディタ 
ただし、ウィンドウタイトルに編集中のファイルがフルパスで表示されるものに限る。(タイトルに表示さないとパスが取得できないため)
手順1 エディタ用のINIファイルを用意する。
 使用しているエディタの名前をつけて、INIファイルを保存する。
Emeditor.exeであれば「emeditor.ini」と名前をつけて、menuHackerの実行プログラムのあるフォルダに保存する。
とくに問題がなければ、デフォルトのmenu.INIを名前を変えて保存すると楽である。
手順2 INIファイルを編集する。 
以下のコマンドを作成したINIファイルに追加する。 
エディタで現在編集しているファイルのプロパティを表示する
Property,fileproperty,%titlepath%

エディタで現在編集しているファイルのパスをコピーする
copy path,setclip,%titlepath%

エディタで現在編集しているファイルを任意のブラウザで開く
IEの場合
IE,run,C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE,%titlepath%

エディタで現在編集しているファイルを任意のファイラで開く
PPxの場合
PPX,run,C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE,%titledir%

手順3 menuHackerの実行
エディタ使用中にmenuHackerを起動させ、任意のコマンドを実行する。

長所・短所は以下のとおり。
長所
・エディタ側でブラウザやファイラを外部ツールとして設定しなくてよい
・外部ツールの設定のないエディタからブラウザやファイラが開ける
・ファイラやエクスプローラーを開いたり、ファイルを選択するなどいくつもの手順を踏むことなくプロパティの表示、パスのコピーができる
・エディタに限らず、タイトルバーにフルパスが表示されるソフトであれば利用可能である。
    たとえば画像ビューアGaranやテキストビューアttPage-Rなど
・コマンドの使い回しができる
  ソフト毎に実行させるコマンドを変える必要がなければ、単にデフォルトのmenu.iniに記述すれば、すべてのウィンドウに適応できる。
・コマンドの使い回しができるので、覚えるのは一つでよい。
 このエディタは外部ソフト起動にはこのホットキー、あっちのエディタでは別のキー・・・などあれこれ覚える必要がない。

短所
・まず最初にmenuHackerの使い方をマスターしないといけない
・タイトルにフルパスが表示されるエディタしか使えない
・INIファイルの編集が必要である

2007-11-15

覚えておくとほんのすこし幸せになれるかもしれないチョイメモ - keyconfig,Locate32,PPx


・Firefox の拡張 keyconfig
 の設定を保存する方法を、長らく知らなかった。
プロファイルを作り直した時などたいへん不便していた。が、ひょんなことで設定の保存場所がどこかを知ることができた。

情報元はmozillaZine 日本語版 フォーラム :: トピックを表示 - キーバインドの設定

灯台下暗し。プロファイルの「prefs.js」に様々な拡張の設定が記述されており、その中から。keyconfig を見つければよい。
該当する箇所を、新しいプロファイルの「prefs.js」にペーストすれば設定が反映される。
prefs.js ファイル内 keyconfig の記述例
user_pref("keyconfig.main.hahStartKey", "][J][");
user_pref("keyconfig.main.key_search2", "!][][");
設定の保存場所を知らず、これまでいちいち再設定していた。

・Locate32 ファイル内テキスト検索
Locate32 は高速にファイル検索ができるすてきなソフトで、DLLファイルなど重要ファイルを腰を落ち着けて検索するのに愛用している。

最近のアップデートでHELPファイルが整備されたらしく(まだ完璧ではない、一番知りたい「設定」部分が作成中)少しのぞいてみた。
Advance(拡張)のタブで、検索語を指定すれば、ファイル内のテキスト検索ができる。
ただし、単純なバイナリの検索でマイクロソフトオフィスやpdfファイル内の検索には対応していないそうである。
うろ覚えのファイル名から、うろ覚えのテキストを一度で検索したいときには役に立つかもしれない。

・PPx ListFile
PPxの「ListFile」というものがなんだかまるでわからんかった。
テキストファイルの頭に";Listfile"と記述すればListfieが作れることは知っていた。さらに、shift + Kを押せば「ListFile」が自動で作れるということも知っていた。
けれど、これをどう使えばよいかまるでわからんかった。

が、ようやく、理解できた。

ハードディスク内のあっちこっちにちらばっているファイルのパスを集めて、ListFileを作り、適当な名前をつけて保存する。そうすると、特別に仮想フォルダ専用のソフトを用意せずとも、その作成したリストファイルを開けば、あっちこっちへちらばっていたファイルが一つのフォルダに集まって(PPx上で実行できるあらゆる)作業待ち状態になる。
平たく言えば、あれこれ余計なソフトを使わず、あっちこっちにあるファイルをPPxでシームレスに扱えるということ。
こう書いてしまうと、ほんとに当たり前のことで、なにがすごいんだかまるでわかってもらえそうにないが、まあ、とにかく、いやぁ~。なんで今までこれに気がつかなかったのか、恥ずかしいやら呆れてしまうやら。
けれどうれしくて、いろいろ活用している。
例その1
ネットで毎日チェックしているページが一度で開けるようになった。

常時チェックしているurlを一つのテキストにまとめて、url.txtとでも名前をつけてListFileとして保存する。
url.txtファイルを開いて、必要なurlをマーク、実行。ほら開けた。

例その2
よく使う「ini」ファイルをini.txtとでも名前をつけてListFileとして保存する。
たとえば、"MauSuji.ini"、"AutoHotkey.ini"、"esExt5.ini"とか。
ini.txtファイルを開いて、必要なものを開く。

例その3
バックアップが必要なファイルを集めたリストファイルを作っておいて、一度の操作で定期バックアップがスムースに行える。

上の例のようなListFileを集めたフォルダを作成し、もっぱらfenrirでそのフォルダを呼び出してPPxを起動させて活用している。
ちょっとしたことだけれど、作業効率が格段によくなった。




2007-11-03

納豆パスタ

久方ぶりの食べ物ネタ。

とにかく、麺類が大好きなおいらである。
毎食麺類でも、何の異論もない。
麺類好きが高じて、無謀にも手打ちのラーメンやうどん、パスタの麺を自作しちゃったりしている。

ついでに、納豆も麺類と同様大好きなおいらである。
夏場は、おろし納豆うどんで、大好きな麺と納豆を一緒に食べられた。
けれど、めっきり涼しくなってきた今日この頃、冷やしうどんを食べる気分ではない。

そこで、暖かい麺で納豆を食べられる方法を考えた。
別に目あたらしくもないが、納豆パスタ。
参考までにおいらのレシピを載せておく。

納豆とパスタなんてと思う人が大勢いたりするだろうけれど、
ダマされたと思って食べてみれば、そうそうミスマッチではないどころか、
わけのわからない、下手なパスタ屋で食べるよりおいしくなるはず。

まあ、自分で手作りすれば、なんでもおいしいんだけどね・・・手前味噌でごめんなさい・・・

材料一人前
パスタ(1.6mm) 80~100グラム程度
納豆1パック
ニンニク 一かけ
万能ねぎ 適宜
青のり 好みで適宜
卵黄 1ヶ
オリーブオイル 少々 (コレステロールが気になる場合は、グレープシードオイルがおすすめ)
塩 適宜
醤油 少々

手順
・納豆を丁寧に包丁でたたき、付属のたれ、カラシ、しょうゆ(たれが付いてなければ、しょうゆを多めに)、卵黄を加えよく混ぜ合わせ、味を調える。

・フライパンに少量のオリーブオイルをしき、丁寧にみじん切りにしたニンニクを低温で炒め、香りを出す。

・たっぷりのお湯を沸かし、塩を加えパスタをゆでる。

・ゆで汁をフライパンに加え、ニンニクを炒めたオイルを乳化させておく。

・アルデンテにゆでたパスタをフライパンに移し、絡める。こうすることによって、ゆであがった麺がくっつくのを防げる。

・お皿に盛り、用意しておいた納豆をかけ、刻んだ万能ねぎと青のりを散らしてできあがり。

納豆に卵黄を加えることにより、カルボナーラのような食感が楽しめる。
さっぱりした味が好みの場合は、卵黄は入れないほうがよい。

食べる前に、よく麺と納豆を絡ませるとよい。納豆のたたきが不十分だと、絡みが悪く、最後に納豆だけが残ってしまう。


Firefox ブックマークキーワード 環境変数顛末記

Firefoxのブックマークキーワードについて調べていて、ロケーションバーで環境変数が使用できることを知った。

ごく基本的なこととして、「ブックマークにキーワードを設定し、ロケーションバーにそのキーワードを入力してエンターを押せば、そのアドレスに移動できる」ということは知っていた。楽ではあるが、ふだんはfenrirを利用してページ移動をしているので、ごくたまに利用していた。

当ブログ マウスを使わずキーボードだけでfirefox を操りたい人に役に立つかもしれないTipsを書くために、ブックマークキーワードについて調べていて、新たに気がついたことがあったのでメモしておく。

ロケーションバーにキーワードの後に検索したい単語を入力してエンターを押すと、なんと、入力した単語で検索を実行してくれる

主に参考にしたサイトは以下のとおり

“PCで仕事”を速くする:第7回 Firefoxを高速に操作する10の技 - ITmedia Biz.ID
ITmedia Biz.ID:Firefoxのブックマーク・キーワード活用法
Geek to Live: Fifteen Firefox Quick Searches
Mozilla カスタムキーワード

たとえば YouTube。
検索ボックスにカーソルを移動し、右クリックメニューから

Add keyword for this search を選択し、Add bookmark のダイアログボックスのkeyword を yt と設定する。

Ctrl + l でロケーションバーにフォーカスを移動し、

yt 猫

と入力してEnterを押せば、猫のビデオが表示される。

この方法をいろいろなサイトで試したところ使えるようだ。東京のラーメン屋さん とらさんサーチ などでもいける。
これは便利だと喜んでいたら、とんだぬか喜びだった

この方法でいったんキーワードを設定してしまうと、検索したい単語を入力せずにページ移動をさせると、目的のページが性格に表示されない。Google関係のページの場合だと、検索ボックスの中に%sが入力された状態で、%sの検索結果が表示される。

困ったもんだと、よくよくアドレスを調べてみたら(以下はgoogle mapsの例)

http://maps.google.com/maps?f=q&hl=en&q=%s

一番最後にくっついている 環境変数 %s が原因であることに気がついた。

ブラウザ本体にあるブックマーク使っているのに、目的のページが表示できないのでは、ブックマークとは呼ばない。本末転倒である。アドレスバーに検索語を入力して、即検索結果を表示させるのは、確かに便利ではあるが、やめておいた方がよいと潔くあきらめた。

ここまでいくと、とほほ・・・で話が終わってしまうが、そうではない。転んでもただでは起きたくない。

冒頭にも書いたように、おいらは通常のブラウザの検索には fenrirのインスタントコマンドを利用している。fenrirのインスタントコマンドは引数「%A」が使えるようになっている。

この「%A」「環境変数%s」と同じ働きをしていることに気がついた。

ということは「環境変数%s」「%A」で置き換えることにより、Fenrirでも同様の検索ができるということ。

Add keyword for this searchを利用する方法だと、自動的に「環境変数%s」を挿入してくれる。これを利用しない手はない。

Fenrirのインスタントコマンドを使用しての検索は、便利で常時活用しているが、ページによっては、アドレスのどの部分を引数「%A」で置き換えてよいかわからず、コマンドを機能させるまで苦労することが多かった。しかし、「検索窓にフォーカスを移して右クリック。Add keyword for this searchを選択し、アドレスをコピーして、%Aに差し替え」る作業をしさえすれば一発でOK。

前出のとらさんサーチの例だとfenrirでは以下のようになる。

tr=http://www.torasan.com/search/select.asp?wd=%A&ar=&rw=&tm=&hd=&start=0&foo
=%u691C%u7D22%u30D5%u30A1%u30A4%u30EB

朝日新聞サイト内検索の例
aa=http://sitesearch.asahi.com/.cgi/sitesearch/sitesearch.pl?link=1&detail
=1&Keywords=%A&or=0&title=0&site=Asahi&relation=1&updown=0&num=10
注)上記コマンドは画面サイズの関係上2行にわたって記述してありますが、実際は改行なしの1行です。念のため
ただ残念なのは、日本語で検索した場合、文字化けして検索できないサイトもあり、必ずしも万能ではない。

まあ、いずれにせよ、どちらの方法でも便利には違いない。うまくいかないサイトは素直に通常の検索手順を踏めばいいだけのこと。臨機応変に使い分ければいいだろう。

とういうわけで、以上、とほほ・・・な環境変数顛末記


追記(2007.11.16)

文字化けの件
ue.exeをかませることで解消できました。

amazon.co.jpの場合
ueの設定
[amazon]
url=http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw/250-0620364-8768259?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=
encode=1


fenrir インスタントコマンドの設定
aj=C:\tool\ue\ue\ue.exe /u amazon %A