2007-06-25

Firefoxを快適に使うチョイ技  -タブを閉じる

タブブラウザであるFirefoxを使っていると、ついつい、たくさんのタブを開いてしまいがちです。
必要な一つのタブだけ残して、その他のすべての不要なタブを閉じるときにはどうするか。

・クローズボタンを開いている不要なタブの数だけ押す
・Tab Mix Plusの機能を利用し、必要なページのタブ上にマウスカーソルを移動し、右クリック後、Other Tabsを選択して閉じる
・マウスジェスチャにその他のタブを閉じるを割り当て、ジェスチャーを実行する。

など、いずれかの動作をするでしょう。

おいらはたいへんものぐさな人間です。歩くナマケモノと呼ばれています。
当然、マウスに手を持って行くのがうざったい。マウスを使わずに不要なタブを閉じたい!!
では、どうするか?
で、本題のチョイ技です。

1.必要なタブを表示させる。
 デフォルトでは Ctrl + TAB でタブ間の移動ができます。これで選択しても好し。
あるいは、Ctrl + 数字 でタブを選択することができます。左から順番に1、2,3となります。たとえば左から五番目のタブを選択したいときは Ctrl + 5 とすれば目的のタブが選べます。


2.「選択しているタブ以外を閉じる」という動作をfunctions for keyconfigという拡張を利用して任意のキーに割り当てる。

 functions for keyconfigという拡張をインストールしてください。
そのさい、keyconfigという拡張も必要となるので、それもインストールします。
 「選択しているタブ以外を閉じる」というスクリプトを任意のキーに割り当てます。
割り当ての方法についての詳細は、役に立たない拙作ブログを参照してください。

割り当てるスクリプト

var browser = getBrowser(); browser.removeAllTabsBut(browser.mCurrentTab);br />

割り当てるキー おいらの場合は  Alt + Shift + ↓ です

おまけ バリエーション
選択しているタブより右側のタブをすべて閉じる(選択タブは含まず)場合

var tabs = gBrowser.mTabContainer.childNodes;
for (var i = tabs.length - 1; tabs[i] != gBrowser.selectedTab; i--)
{
gBrowser.removeTab(tabs[i]);
}

選択しているタブより左側のタブをすべて閉じる(選択タブは含まず)場合

var tabs = gBrowser.mTabContainer.childNodes;
for (var i = tabs.length - 1; tabs[i] != gBrowser.mCurrentTab; i--){}
for (i--; i >=0 ; i--){
gBrowser.removeTab(tabs[i]);
}

スクリプトはいずれもSCRAPBLOG : [userChrome.js] 軽量マウスジェスチャで利用可能なスクリプト集のものを使わせていただきました。感謝です。




3.設定した任意のキーを実行する。

設定するまでが、ちょいと面倒ではありますが、ひとたび設定してしまうと、マウスを使うことなくタブが閉じられる快感に身もだえしてしまいます。(たぶんおいらだけですが・・・)

2007-06-19

自家製麺 小麦粉の割合

江別製粉さんの中華麺用小麦粉 はおら 使用して自家製麺を作っていましたが、手打ちにした場合、いまひとつできあがりに納得がいきませんでした。
そこで、同じ江別製粉さんの小麦粉をミックスすることにより、もっと打ちやすく、舌触りのよい麺を作ることができないかと、いろいろ実験してみました。

使用した小麦粉

はるゆたか100%品 /北海道産(強力粉) (強力粉 江別製粉さん)

ドルチェ       (薄力粉 江別製粉さん)



実験した配合率

ハルユタカ  95% ドルチェ 5%

ハルユタカ  90% ドルチェ 10%

ハルユタカ  85% ドルチェ 15%

塩、かん水、水分の配合は変更なし。

こねやすさ

95% はおらと比較して大差なし。なかなかまとまってくれない。こね上げても、いまいち手のひらにすいつくようなしっとりとした感覚がない。


90% こねにくかったが、寝かせて再度こねてみると、手のひらにしっとりすいつく感覚があり、うまくこねられたなぁという感じがした。


85% 水回しを始めた時点で、ちょっと薄力粉が多すぎたかなという感覚がした。案の定、水回し後、ほんのすこしこねただけで、こねつかってしまったような感じ。こねていて感じたのは、ちょっと柔らかすぎ。


伸ばしやすさ

95% うどんを伸ばしているよう。伸ばしても、見ている間に縮んでしまう。均等な厚さにするのが難しい。できあがりも厚めとなった

90% 伸ばしやすくはないが、ある一定の大きさまで伸ばすと、その先はそれほど苦労せず、伸ばしきることができた。厚さもほぼ均等にすることができた。

85% 伸ばしやすかった。まるでそばを打っているよう。一度に打ちすぎると、生地が伸びすぎてたわんでしわになってしまうくらい。楽ではあるが、注意が必要。


食べた感想

95% 伸ばすのに苦労した分、太めの麺に。そのため食べた食感は非常に固い麺。うどんのような感じ

90% 麺のつやが妙によかった。歯触りも柔らかすぎず固すぎず。こねていたときの感触そのままに、すてきな麺ができたなぁという感じ

85% 麺のつながり、つやともよかったが、歯触りが若干柔らかい感じ。ゆで方をもう少し固めにすれば90%と同じ食感になったかもしれない。

    

まとめ

個人的には90%のものが一番おいしいと感じた。
以前に打ったことのある中華麺専用粉「はおら」との比較では、食感がさらによかった。
薄力粉が強力粉をうまく、まとめあげる働きをしているらしく、こね上げた時の感じといい、打ち上げた時の感じといい、切り終えた時の感じといい、おいしい麺が打てたという印象をつよく持った。実際に、粉を配合して、捏ねて打ち、切ってみないとわからない感覚ではあるが。
とにかく、おいしい麺を打ち上げることができたという満足感があった。



おまけ 
ちなみに江別製粉さんの粉は蕎麦打ち用の小麦粉に使用しても、非常においしくなります。我が家では、「北もみじ」を利用して蕎麦を打ってみました。その結果、これまで使用してきた、いつでもスーパーで購入できる強力粉とは食感がまるで違い、椅子から転げ落ちるくらい驚きました。
とにかく粉のキメが細かく、食感もなめらかで、なおかつ蕎麦の香りを損なうことなく、つなぎとしては最高なのではないでしょうか。
次回はハルユタカでためしてみようと思っています。

2007-06-12

キーを1回押すだけで、ログインする方法 AutoHotkeを使って

たった1回キーを押すだけで、ログインする方法

AutoHotkeyのHotstring機能を利用します。
方法は、AutoHotkeyのiniファイルに以下の内容を追加するだけです。

この機能で便利なのは{}で括れば Tab や Enter をそのまま、キーストロークとして再現できることです。

設定例 Gmailへのログイン


#IfWinActive,ahk_class MozillaUIWindowClass ;Firefoxがアクティブ時のみにに有効
:*:g::ABCDEF{tab}HIJKLMN{Enter}        ;ABCDEFはアカウント名、HIJKLMNはパスワード
return


Hotstringは通常は、-()[ などの特定の終了文字を入力しないと発動しませんが、*オプションをつけることによって、終了文字がなくとも発動させることができます。

上記の例では、Gmailのログイン画面でアカウント名にカーソルを持って行き、「g」と1文字入力すれば、ログインが完了します。

例にあげたGmailでは、「g」を発動キーにしましたが、これはなんでも大丈夫です。
覚えるのがたいへんならば、「gmail」としてもいいでしょう。

ログイン以外の他のフォームへの誤入力が心配な場合は、「*」オプションをはずして、キーを押す回数が1回増えますが、念のため終了文字を入力するようにすればよいでしょう。
ブラウザやパスワードに特化したソフトにパスワードを覚えさせておくのもたいへん便利ではありますが、万一クラッシュした時や、ハッキングされたような場合を考えると、極力重要な個人情報はブラウザや、それとはっきりわかるものに記録しておかない方が賢明でしょう。

個人的には、ふだんAutoHotkeyは常駐させ、プログラムランチャーとして使っています。せっかく常駐させているのですから、利用頻度の高いログオンに利用しない手はありません。パスワード用のソフトの起動パスワードをいちいち入力するよりは、ずっと使い勝手がよく、満足しています。

2007-06-06

自宅で手打ちラーメン 自家製手打ち麺の作り方

おいしいといわれるラーメン店によく食べに行きます。
うまいといわれるだけあって、どのお店もそれぞれに印象深い味があります。
ただひとつ、不満に感じるのが、スープはとびきりおいしくとも、
麺がいまひとつ。これはうまい!!と感動できる麺に出会えたことがありません。
それならば、自分で作るしかないということで、本格的に自家製手打ち麺に挑戦することにしました。

動機は、とにかくうまい麺が食べたい、ということです。

■用意するもの

・小麦粉

あれこれネットで下調べをしたのだけれど、中華麺用の小麦粉というのがなかなか見つかりません。業務用の25キログラムのものならば難なく見つかるのですが、まさかそんなに大量に買うわけにはいきません。
で、ようやくたどり着いたのがこだわり食材 572310.comさん。小麦粉のカテゴリーを探すと、中華麺用の粉が見つかります。
さっそくその中から中華麺用粉 好了(はおら)2.5キロを購入 
はおらは江別製粉株式会社で作られています。

・かん水
かん水なしでも、手打ち麺は作れるけれど、やはりあの黄色い麺を作ってみたい。というわけで、かん水探し。
中華食材やさんの日本橋 古樹軒で液体のものを見つけて購入しました。

・打ち粉 片栗粉を用意。
・麺棒
・そば切り包丁と大きめのまな板
・計量カップ、計量スプーンとはかり


■作り方

・こねる
さて、さっそく麺をこねるわけですが、材料の配合は以下の通り。
小麦粉 500グラム
かん水 10cc
食塩  5グラム
水   200~220cc


水の量についてですが、加水率が低いほど、麺は固くコシが強くなるようです。ただし、こねるのと、のばすのが大変になります。
水分は多い方がこねやすく、のばしやすいです。
なれるまでは水分を多めにして試してみるとよいでしょう。

塩5グラム 小麦粉500グラム














                                                         かん水と水

















ボールに小麦粉を入れ、水、食塩、かん水を混ぜたものをボールに7割ほど回し入れます。
割り箸の箸先の方を手元にし、おしりの方で粉と水分を撹拌します。
水分がまんべんなく行き渡ってところを見計らい、残りの水分を均等に加え、同様によく撹拌します。
このときに、水分が均等に行き渡っていないと、玉にしたときに、ダマができてしまいます。






小麦粉をボールに入れ、
箸のおしりで撹拌する
















ボールの中で粉をボール状にまとめ、テーブルの上でこねます。
だいたい5分くらでしょうか。こねた玉はこんな感じです。
これをラップに包んで、常温で1時間くらい寝かせます。


生地をまとめる














こねた生地















IMG_0269.jpgラップした生地を一時間くらい寝かせる


















寝かせ終えたものを、再度、こねます。表面がすべすべになり、手のひらに吸い付くような感じになれば大丈夫です。


・生地を伸ばす

次に、麺棒でこね上げた玉を伸ばします。
伸ばすのはそばやうどんと同じ要領です。
最初は、麺棒を転がして、玉の四方八方に均等に伸ばします。
麺棒に巻き付けられる程度の大きさになったら、巻き付けて伸ばします。
生地に粘りが強うようであれば、打ち粉として片栗粉を使います。

IMG_0270.jpg伸ばしはじめの生地














IMG_0271.jpg麺棒を転がして生地をのばす。














IMG_0272.jpg生地を巻き付けてのばす














IMG_0273.jpg伸ばし終えた生地


















最初のうちは、うどんと同じで、なかなか伸びてくれません。
不思議とある程度の大きさまで伸ばすと、その後はすんなり伸びてくれるようになるから不思議です。
好みの厚さまで伸ばし終えたら、たっぷりの片栗粉をまぶして、生地をたたみます。
生地の大きさにもよりますが、だいたい3回くらい折り返します。折が少ないほど、切りやすくなりますが、折った生地の幅が広くなりすぎると、切るのが難しくなります。(使う包丁の幅にもよります)なれないうちは幅を狭くするように折るとよいでしょう。

切るのにはそば切り包丁を使います。
切る太さはお好みで。どちらかというと若干太めの方が、食べたときの舌触りがいいようです。
麺を均等に切るのはなかなか難しいです。包丁を引いてきるのではなく、包丁の重さを利用して、麺を押して切る感じです。なれるまでは、あわてずゆっくり、一押し一押し確かめるように切ると、均一に切れます。


IMG_0274.jpgたたんだ生地とそば切り包丁















IMG_0275.jpg麺をきる

















切った麺はパラパラとほぐします。麺を縮れさせたければ両手で麺を揉み込み、ウェーブをつけます。
写真右はウェーブをつけたもの。左はそのままのもの。やはり縮れをつけた方が食感がよくなるようです。

IMG_0276.jpgウェーブさせた麺 させない麺

















切り終えた麺を100グラムずつの玉にして、木箱や紙箱に保存します。ジップロックのようなビニールやタッパウェアーで保存してもいいのですが、水分が逃げられず水滴になって麺に落ちてしまいます。それを避けたければ、紙箱に保存するのがよいでしょう。
冷蔵庫に保存すれば1週間くらい持ちます。
打ちあがった麺は、すぐに食べるより、一晩寝かせてからのほうがおいしくなるそうです。

IMG_0277.jpg木箱に保存
















・麺をゆでる

一晩寝かせた麺をさっそくいただきました。
ゆで方ですが、上手にゆでるこコツは、大きな鍋を使い、たっぷりのお湯でゆでることです。


IMG_0278.jpg大きな鍋にたっぷりのお湯をわかす


















沸騰したお湯に、二人分(約200グラム)の麺を投入し、お湯が吹き上がった時に、吹きこぼれないようにいったん火を弱め、再度強火にして、鍋の中で麺が泳ぎだせば、ゆであがりです。


IMG_0281.jpg泳いでいる麺の様子

















麺をざるで十分に湯切りして、スープに泳がせ、トッピングをしてできあがり。
スープは市販のラーメンスープを使いました。
今回のトッピングは、自家製の味付け卵、自家製バラ肉チャーシュー、わかめ、青さのり、ネギでした。






感想
麺を一口含んだだけなのに、あまりのおいしさに感動しました。
上質の小麦粉を使ったのでまずいわけはありませんが、手打ちしたので、しっかりとしたコシがあり、多少スープがまずくとも、麺のうまさで食べられます。
まだまだ、研究の余地はたくさん残されていますが、とりあえずはうまい!!と思える麺をつくることができるようになったので、自分としては満足です。
次なる課題は、うまいスープを作る ことですが、スープ作りには、手打ち麺よりも多くの材料と手間、ヒマがかかります。それほど大仰なことをせずとも、それなりにうまいスープが作れれば最高なんですが。
時間があれば挑戦してみたいと思っています。