2008-11-23

環境変数 PAHTEXT -PPxを使うにあたってのちょいメモ

PPxのファイル名を指定して実行のダイアログで、パスを通したはずのフォルダのショートカットが実行できずに困っていた。

何のことやらわからないかもしれないので、具体的に説明してみると、おいらは\shortcutというフォルダに、たとえば、C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe であれば、ショートカットをf.lnkというファイル名で保存し、PPxの H キーを押してファイル名を指定して実行のダイアログをポップアップ後、「f」を入力してEnter を押下してFirefox 実行させる。(というかさせるつもり)というのができずに困っていた。

通常の WIN+R でポップアップするWindows のダイアログから実行させれば問題なくプログラムが起動する。

あれこれ試行錯誤した結果、環境変数の中の PATHEXT に ;で区切って .LNK の拡張子を追加してやればいいのだということがわかった。

デフォルトだと、LNK は実行ファイルの拡張子として設定されていない。

ちなみにおいらのデフォルトの拡張子は以下のとおり。
.COM;.EXE;.BAT;.CMD;.VBS;.VBE;.JS;.JSE;.WSF;.WSH

LNKの拡張子を追加することで、PPxを起動時には、 WIN+R を押さず H のワンキーでだけで、ファイル名を指定して実行のダイアログを表示させれば、これまでおいらが WIN+R のダイアログから使っていた、多数のショートカットキーからのプログラムの起動が可能になった。

もちろん、PPxで先頃バージョンアップで追加となった「一行編集の補完一覧表示」でも、ショートカットキーが一覧表示できるのだけれど、いちいちリストからカーソルを移動してEnterキーを押すのが面倒だったので、こちらの方法の方がおいらにはあっている。

非常に快適である。

2008-08-28

fenrirでPPcをほんの少し便利に使ってみる。 ポチエスの設定ファイルを書くのがおっくう、あるいはPPcでのキー割当てが苦手なあなたのための代替計画。

その1 ポチエスの設定ファイルを書くのがおっくう

Paper Plane xUI(PPx)のファイラPPcを常用している。

任意の拡張子、たとえば拡張子 htmのファイルを、をある時はテキストエディタで開きたいときもあれば、HTML専用エディタで開きたいときもある。またあるときはそれぞれ違ったブラウザ(IE、Firefox、Opera、Safariなどなど)で開きたいときもある。

そんなとき、しばらく前はPPcからポチエス関連付け版「esExt5」にパスを渡して好みのプログラムで開いていた。

適当なキーに、たとえば「/」とかに

%Ob C:\soft\Fenrir\fenrir.exe /cmdtarget=%FCD /cmdfile=C:\soft\Fenrir\cmd\0enter.txt
というコマンドを割り当てて利用していた。

これはこれで便利に使っていたのだけれど、困ったことにポチエスの設定ファイルを書くのがどうも苦手で、(おいらにとっては設定が複雑かつ高度すぎて追いつけないのがほんとのところ)fenrirを多用するようになり、fenrirの使い勝手の良さが手になじんでからというもの、PPcからポチエスを呼び出して使うことは皆無となってしまった。

とはいっても、やはりファイラから開きたいときもある。
そんなにまで手になじんだfenrirなんだったら、PPcで使えばええやん。
というわけでfenrirをポチエスの代替として使えるようにしてみた。

fenrirの引数「/cmdtarget=」および「/cmdfile=」をPPcのキー割当てのコマンドに組み込めばよい。
/cmdtarget=」はPPcで選択しているパス %FCDを
/cmdfile=」はfenrirで呼び出すコマンドファイルを指定する。
(fenrirのコマンドファイルにはEnterを押下すると発動する0Enter.txtを指定)

上記の内容のPPc側コマンドは以下のとおり。
%Ob C:\soft\Fenrir\fenrir.exe /cmdtarget=%FCD /cmdfile=C:\soft\Fenrir\cmd\0enter.txt

0Enter.txtにはポチエスと同じように、自分の使っている拡張子別の実行ファイルを列記しておけばよい。

0Enter.txtのサンプル
[.exe;
ShellExecute|"%P"
]
[.html;.htm;.url;.hts;
&Fox |"C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe" "%P"
&Emeditor |"C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe" "%P"
&NoteTab | "C:\Program Files\NoteTab Light\NoteTab.exe" "%P"
&IE|"C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE" "%P"
]
[.jpg;.jpeg;.gif;.bmp;.psd;.tif;.ico;
&BrastPNG |C:\tool\Yukari\BlastPNG.exe "%P"
&Garan |C:\tool\Garan135\Garan.exe "%P"
&Nkv |C:\tool\nkv-0.7.2\nkv.exe "%P"
&MsPaint |C:\WINDOWS\system32\mspaint.exe "%P"
&PhotoFiltre |"C:\Program Files\PhotoFiltre\PhotoFiltre.exe" "%P"
]
以下略

こうしておけば、PPc上で選択したファイルのパスが、コマンドファイルを指定した状態でFenrirに渡り、好みのプログラムでファイルが開けるようになる。

これでPPcからfenrirを起動させるとマウス付近にポップアップが出てきて、そのなかから選択する。
スクリーンショット
PPcの0Enterコマンドポップアップ画面
参考までにfenrirでの0Enterコマンドポップアップ画面

その2 PPcでのキー割当てが苦手

ここまでやってみて気がついた。
パスがfenrirに渡せるなら、fenrirでパスを選択したのと同じことになるじゃん。
それなら、これまで使ってた何でも御用達コマンドファイル(常用しているプログラムを列挙したコマンドファイル)が使えじゃん。
(フォルダに関しては、PPc本体でプログラムにパスを渡すようにキー割当てをすればいいのだけれど、キー割当てがかなり面倒なのが悩みの種。そのたびごとにカスタマイザーを起動して設定するよりも、使い慣れたfenrirから起動する方がよっぽど手間がかからないというのが正直なところ)

たとえば0tab.txtに、フォルダパスを利用して起動するプログラムを列挙しておく。要はかたっぱしから選択したパスを処理するプログラムを列挙すればよい。

新しいプログラムを追加した時など、わざわざPPcに新規でキーを割当てなくとも、fenrirのコマンドファイルにちゃちゃっと追加すれば事足りる。

0tab.txtのサンプル
[.***;
&Clipname|"C:\tool\ClipName\ClipName.EXE" "%P"
&DGCA |"C:\Program Files\DGCA\dgca.exe" "%P"
NOA&H|"C:\Program Files\Noah\Noah.exe" "%P"
N&KV|"C:\tool\nkv-0.7.2\nkv.exe" "%P"
&Locate|"C:\Program Files\Locate\Locate32.exe" -p"%P" -c
Metam&Orphose|"C:\Program Files\Metamorphose\metamorphose.exe" "%P"
&QCD|"C:\Program Files\Quintessential Player\QCDPlayer.exe" "%P"
&PhotoFiltre|"C:\Program Files\PhotoFiltre\PhotoFiltre.exe" "%P"
Ga&ran|"C:\tool\GaranLT100\GaranLT.exe" "%P"
&Snowbird|"C:\soft\snowbird5\Snowbird.exe" "%P"
Trash |"C:\tool\trashremover\Remove.VBS" "%P"

以下略...

]
スクリーンショット
PPcの0tabコマンドポップアップ画面
参考までにfenrirでの0tabコマンドポップアップ画面

おいらにとってPPcとfenrirは、ファイル操作の最強コンビです。

2008-08-12

D-SendMail がすばらしく便利

ちょっとしたメモ書きを、忘れないうちすばやくメールで送信できると便利だ、と思うのはおいらだけではないはず。

ずぼらなおいらとしては、なるべく手間をかけたくない。

最小限の手間で効率よくメモ書きメールを送りたい。

さらにいえば、わざわざOutlookとかThunderbirdなどといった重いメールソフトを、常駐させたり起動させたりしたくない。

クリップボード内のテキストをそのまま送ることができると楽ちんだ。

送りたいと思ったそのときに、即起動、即送信、即終了できるといい。

というわけで、どうすればよいか調べてみた。

一時期、FlashMemo2というソフトを使用させてもらっていたことがあった。
これには簡易メール送信という機能がついていて、F5キーを押せば作成したメモ書きを送信することができる。

残念なことにクリップボードの監視機能はついていても、クリップボード内のテキストを直接送信することができない。

ではあるが、メモ機能にとても優れたすばらしいソフトだと思う。

そのものずばり、「クリップ・メール」というソフトがあるが、常駐はちょっとご勘弁を…ということで残念ながら使用するにはいたらず。

結局、おいらに一番あっているのはjというソフトであるという結論に達した。

理由は以下の2点。

  • クリップボード内のテキストが送れるなどの起動パラメタが指定できる。
  • メール送信後、自動終了してくれる。
具体的にどのように使っているか説明してみる。

コマンドラインオプションを受け付けてくれるランチャーで起動させる。
fenrirCraftLaunchとか。おいらはShorter Launcherに登録して使用している。

クリップボード内のテキストを本文に貼り付けて起動パラメタ -c で指定して起動させる。
(なお件名も指定可能。書式は -s"●●●")

Shorter での設定はこんなかんじ。超簡単。

D-SendMail|C:\tool\D-SendMail_109\D-SendMail.exe | -s"memo" -c
補足
いちいちランチャーなど使わずに、直接バッチファイルを作ったほうが楽かも。
以下を拡張子batで保存して実行すればOK。

コマンド・プロンプト画面がいちいち出てきて気になるようであれば、ショートカットを作成 し、プロパティ画面で実行時の大きさを最小化すれば表示されなくなる。

C:\tool\D-SendMail_109\D-SendMail.exe -s"memo" -c
 

次に、メーラーの設定で
正常送信時自動終了にチェックを入れておく。

リターンキーを押して、メールが正常送信されたあと自動終了してくれる。
これで準備完了。




















クリップボードにテキストをコピー後、メール送信終了までのキー操作は

shorterの起動 (おいらの場合、アプリケーションキー。以下同じ)
メーラーの起動 (数字の7
メールの送信 (リターンキー

たったこれだけ。
らくちんらくちん。

ついでにこのソフトは添付ファイルも送ることができるので、上記の作業に送りたいファイルをマウスでドロップさせればよい。(ファイルを添付する起動パラメタがないのがすごく残念)


さらに進んだ便利な使い方

らくちんらくちんとかいって、これだけで終わってはつまらない。

簡単にメモメールが送れるからといってパカパカメールを自分宛に送りつけたりすると、おバカなおいらは、どれがどれやらわからなくならないともかぎらない。面倒くさがりのおいらとしては、送信するときにメールを整理してしまっておきたい。

そこで強力な助っ人となるのがGmail

Gmailはメールアドレスにエイリアスが使える。

通常のGmailメールアドレスに +xxxx と特定の文字を付加すればよい。
いってみればタグをつけるような感じ。
このエイリアスを使い分ければ、GmailのWEB上で、メールの整理や検索がとても楽になる。

バックアップファイルであれば +back
wwwのアドレスであれば +www
メモ書きであれば +memo などなど

GmailのWEB上でそれぞれにフィルターを設定して振り分けできるようにしておく。

メーラー側ではそれぞれのエイリアスアドレスごとに、起動パラメータで読み込みファイルを指定しておく。

メールアドレスに エイリアスアドレス (たとえばxxxxxxxx+back@gmail.comなど)件名および本文を入力した状態で、操作メニューより書き込みを選択して、適当な名前に拡張子をdatにして保存する。

バックアップ用ファイルであれば back.dat など。
wwwのアドレス用メモ書きであれば www.dat




















各アドレスごとに指定した読み込みファイル別の起動コマンドをランチャーに登録しておくとよい。
Shorterだとこんな感じ。もちろんバッチファイルでもよい。

DM back|C:\tool\D-SendMail_109\D-SendMail.exe | -f"C:\tool\D-SendMail_109\back.dat" -s"バックアップファイル" -c

DM memo|C:\tool\D-SendMail_109\D-SendMail.exe | -f"C:\tool\D-SendMail_109\memo.dat" -s"メモ書き" -c 

DM www|C:\tool\D-SendMail_109\D-SendMail.exe | -f"C:\tool\D-SendMail_109\www.dat" -s"wwwアドレス" -c 

重宝させてもらってます。作者の方に感謝、感謝。





2008-06-28

「フォルダの参照」ダイアログでのフォルダ移動

DialogHandlerはすごい。

以前当ブログにて「Dialogを 慣らす」という拙文をものしたことがある。
それ時にはまるで気づいていなかったのだが、ほんの偶然から、あらためてDialogHandlerのすごさを再認識した。
というのは通常の「開く/保存ダイアログ」だけでなく、「フォルダの参照」のダイアログでもDialogHandlerが使えるということ。

ファイルを保存したりダウンロードしたりするとき
フォルダの参照」というダイアログがよく使われる。
おなじみのこの画面
通常であれば、マウスで地道に + をクリックして目的のフォルダを表示させる。
ここでDialogHandlerを使えば、マウス操作なしで目的のフォルダを表示させることができる。

具体的には、この状態からこの状態にできる。



これにはちょっとばかり準備が必要。
fenrirというソフトを使ってDialogHandlerにフォルダのパスを渡してあげればいい。
(くわしくは「Dialogを 慣らす」方法その4)

これでまたひとつ、面倒なマウス操作から解放される。
感謝。

2008-06-03

Firefox ブックマークなどについてのメモ書きをいくつか

その1 ブックマークツールバーをマウスオーバーで表示させる。

ブックマークの管理はfenrir で済ましているので、ブックマークツールバーを使うことはほとんどない。
けれど3日に1回くらい、ブックマークツールバーから利用することがある程度。それなので、ブックマークツールバーは表示させずにいた。

使うときにいちいちバーを表示させなければならないのが、けっこうおっくうだったりする。

たまたま、LifehackerでFirefox Tip: Auto-Hide Your Firefox Bookmarks Toolbarというのを見つけた。

userchrome.css にほんの2行追加するだけで、ツールバーを必要なときだけ表示させることができる。(くわしくはそちらのページをみてください)

マウスオーバーしたたんびに、ページがキョトキョト上下するのさえ気にならなければ、かなり便利。
デフォルトの画面はこれ(画面1)。









マウスオーバーしてブックマークバーを表示させた画面はこれ(画面2)。









そんなこんなしていると、メインメニューバーも表示させないようにしたくなってくる。

なるべく画面を広く使おうと、おいらの場合は上記のデフォルトの画面のようにメインのメニューバーの領域に、アドレスバーを表示させている。
(検索はすべてFenrirですませているので表示させていない)

セキュリティのことを考えるとアドレスを全く隠してしまうのはかなり不安なので、必要なときにだけ隠せる設定ができないものかとあれこれ調べてみた。


方法は以下のとおり。

Add-ons Stylishに以下のスクリプト*をHide Main Menu とでも名前をつけて保存する。

#toolbar-menubar { display:none !important;}

*userchrome.css - Mozilla Firefox まとめサイトの「メニューバーをマウスオーバーで自動開閉」を参考にさせてもらいました。

on offの切り替えをStylishの画面から操作しなければならないのがちょっと面倒ではある。
しかし、これで都合がいいのは、この設定をしても上記のブックマークバーのマウスオーバーでの表示の機能がそのまま使えること。
メインメニューバーを消した画面はこんな感じ(画面3)。
すっきりして、めっちゃ気持いい。









で、ブックマークバーをマウスオーバーで表示させるとこんな感じ(画面4)。








おまけ

ブックマークバーともども表示させたい場合はまとめページのスクリプトをそのまま使えば、マウスオーバーでメインメニューともどもブックマークバーが表示される。
具体的には、マウスオーバーすると画面3から画面2を表示させることができるようになる。


追記(2008.06.04)
userstyles.orgであれこれ検索してみたら、Stylishのon offの切り替えをしなくともメインメニューバーやステータスバーを自動で隠してくれるスクリプトがすでにありました。こちらのほうがはるかに便利で使いやすいです。

・メニューバーを自動で隠すAutohide Menubar
・すてを自動で隠すAuto-hide Statusbar
*ページの下の方にあるスクリプトに修正するとさらに使いやすくります。

これらのほかにも スクリプトのページ右上にある検索窓で "auto hide" などで検索をかけるといろいろたくさん出てきます。(以上追記おわり)


その2 Foxmarks Bookmark Synchronizer というAdd-onsをいれてみた

このAdd-onsは複数のコンピューター上のFirefoxのブックマークを同期させてくれる。
www.foxmarks.comのサーバー上にブックマークを保管しておくために、アカウントを作成しなければならないが、一度作成してしまえば、仕事先のFirefoxで加えた変更も、自宅で加えた変更も、外出先で加えた変更も、このアカウントにログインさえすれば自動で同期してくれるというすぐれもの。

Microsoftの「Windows Live FolderShare beta」やGoogleの「Google Browser Sync」を使ってもいいけれど、そこまではしたくないうえに、必要以上に機械を汚したくないというわけでこれにしてみた。

ローカルのブックマークが壊れてしまったときのバックアップとしても使える。
しばらく様子をみていることにする。


その3 スクロールバーの移動

インターネットエクスプローラーでスクロールバー上で右クロックすると「ここへスクロール」というポップアップメニューが出て、その場所まで画面を移動させることができた。

これと同じことをFirefoxでも実現できないかと、さんざんAdd-onsを探してみたが見つからず、ないものと思いあきらめていた。

ひょんなことでAbout:config entriesのページを見ていたら、Middlemouse.scrollbarPosition という項目を設定すれば、ミドルクリックで任意の位置にスクロールバーを移動させることができるようになるということを知った。

ネット上でこの設定を検索してみたら、出てくるわ出てくるわ。知らなかったのはおいらだけだったようで。

なんにせよ、右クリックでコンテキストメニューを表示させる手間なく、1回のミドルクリック移動ができるので楽だ楽だ。

2008-05-15

Firefox拡張 FireGesturesを マウ筋と同居させる

これまで軽量マウスジェスチャーというスクリプトを使用(動作にはuserChrome.js という拡張が別途必要)してマウスジェスチャー実現していた。
最近、同じ作者の方が同様の機能を持ったFireGesturesという拡張を公開されていた。
もともと、キーボード派のため、何が何でもマウスジェスチャーが必要ということではなかったので、導入するまでもないと見送っていた。
連休中時間があったものだから、じっくりとFireGesturesの機能をみてみた。
その中で、軽量マウスジェスチャーにはなく、FireGestures でなければ実現できない機能が一つ。

それはキープレスジェスチャ

デフォルトでは  

Shiftキーを押しながら開きたいリンクの上をマウスでなぞれば、そのリンク先が新しいタブで開く。
Ctrlキーを押しながらリンク上をマウスでなぞれば、そのリンク先のページを保存できる。*1
となっている。

FireGesturesのオプション画面はこんなかんじ

どうしてもこの機能が使いたい!! ただそれだけでFireGesturesを導入した。

が、インストールしたものの動いてくれない。
なぜだぁ~と、ない知恵をしぼって思いあたることといえば、ほかのマウスジェスチャーソフトと競合しているということのみ。

おいらはマウ筋というマウスジェスチャーソフトを常駐使用している。*2
即、それを切って試したところ、FireGesturesが動いてくれた。やっぱりね。
おいらとしては、マウ筋もFireGesturesもどちらとも使いたい。かといってFirefoxを使っているときに、いちいちマウ筋を切るものめんどくさい。
なんとか競合を解決する手だてはないものかと調べてみた結果、解決方法は以下のとおり。
○マウスジェスチャーを適用してほしくないアプリケーションがあるのです。
「ターゲット」に、そのアプリケーションのファイル名を登録し、「Defaultを継承する」のチェックを外した状態で「ジェスチャー」には何も登録しないようにすれば、そのアプリに対する全てのジェスチャーが無効になりますよ。
以上ヘルプファイルより抜粋。

こうするとFirefoxにはマウ筋が適用できなくなるものの、FireGesturesが使えるようになる。
おいらはほとんどの操作はキーボードから実行できるようにしているので困ることはなにもない。
というわけで、幸せにFireGesturesとマウ筋を便利に使わせてもらっています。
毎度のことながら、作者の方々に感謝です。

*1 保存先はダウンロードマネージャーで設定した場所になる。保存先を指定したい場合はFirefox本体のOptionでダウンロードマネージャーの保存先を指定する設定にする必要がある。

*2 マウ筋はほんと重宝してます。なにが一番重宝しているかというと、ソフトを起動してウィンドウがタスクバーに重なったり、画面からはみ出してしまったとき。あわてないですむ。(おいらはタスクバーをウィンドウの下ではなく上に置いて使っているため、ソフトによっては結構そうなってしまう)マウ筋のマウスジェスチャー(Shft+Wheel ↓)でウインドウを押し下げている。それで一件落着。
設定はといえばこんなかんじでごく簡単。
こんな時のために専用のソフトがあったりするけれど、たったそれだけのために常駐させるのはちょっとなぁ・・・というわけで。



2008-04-23

ppxでファイル名をReNameしてみる

test1.htm   
test2.htm    
test3.htm    という連番のファイルがあったとする。

これを、上記のように二桁の連番にリネームするのに、いままでどうしていたか。

test01.htm
test02.htm
test03.htm

方法その1 
E-Renameというソフトを使って、常用エディタ(おいらの場合EmEditor)の正規表現による置換機能を使用
方法その2
Métamorphoseというソフトを使って、ビジュアルで確認しながら置換。

ちなみにMétamorphoseは正規表現が苦手なおいらにとっては、はずせないソフトになっている。
高機能ながらヘルプファイルを参照することなく簡単に使える。
リネームのプレビューが表示されるうえ、エラーがあれば指摘してくれ、名前が重複しているとご丁寧にも、新規作成した別ファイルに別の名前をつけて保存してくれる。
上記の方法で満足していたのだが、おいらの愛用しているPaperPlane xUI(PPx) にもReName機能がついている。せっかく愛用しているのだからReName機能も使いこなしたいと思いやってみた。これがあっけないほど簡単にできた。

*file(ファイルオペレーションコマンド)ReNameを使えばいい。コマンドは以下のとおり。

[s/]正規表現/置換文字列[/修飾子 g,i等]
tr/変換対象文字/変換文字/

一桁の数字に0を付加した二桁の数字にするには、ActionをReNameに変更し、名前のところに
s/test/test0
を記述し(s/は省略可能)OKを押せばいい。
これまで置換ができないと思いこんでいたが、おいらの勉強不足。
ちゃんとできました。














エラーなくリネームできているか、実行前に確かめるにはTestを押せば、エラーの有無をチェックしてくれる。

ちなみに、リネーム前リネーム後はこんなかんじ。

これまではわざわざ外部ソフトを起動して使っていたが、この方法の方が手間暇が省けて少し幸せな気分になれた気がする。

おまけ
Fenrirを愛用している。にもかかわらず、「二つの検索キーを半角スペース二つで区切って入力」すると、「パスの後ろ二つの要素から検索してくれることをつい最近知った。というか、2チェンネル fenrir Part5を斜め読みしていてあらためてReadMeを読み返してみて気がついた。
めっさアホやん・・・
というわけで、ReadMeはきちんと読むものだと、あらためて思い知らされたのでした。

2008-03-06

ちょいメモ PPcに関していくつか

・PPc常時表示の不要なタブを閉じる

PPcを一体化2枚起動、最大同時ペイン数2で ツリーとタブを常時表示して使用している。
窓を2枚以上起動させると、3枚目以降はタブで表示される。

タブをたくさん開いてしまったとき、不要なタブを閉じるのにはどうするか。
デフォルトだと、タブにカーソルを持って行き、マウスの右クリックからメニューを表示させ、閉じる(C)を選択すればよい。しかし、これだと、マウスを使わなければならないのは言わずもがな、タブ上にカーソルを移動させ右クリックをしないといけない。
なんとか、キーボード操作だけでタブを閉じたい。

カスタマイザーでキーの割り当てをすればよいのはわかっていた。
ただ、どういうコマンドをキーに割り当てるのかがわからなかった。
毎度のことながらヘルプファイルを読みあさり、あれこれやってみた結果、
「%k"key" キー入力エミュレート」 を使えばよいことがわかった。

具体的には""(ダブルコーテーション)の間にキー操作を記述すればよい。

%k"&- C"

これだけ。このコマンドをキーに割り当て、キーボード操作だけでタブが閉じられるようになり落着。


・PPcのデフォルトの検索をLocate32にする

PPcのデフォルトの設定だと、CTRL+F でXPの検索が起動する。
使いもしない検索を立ち上げるのもなんなので、かわりにLocate32を割り当てた。

%Ob "C:\Program Files\locate32\locate32.exe" -P %FCD
こうしておくと、ファイラ上で選択されているアイテムを、検索対象フォルダにしてLocate32が起動する。
たとえばファイラ上でAutoHotkeyを選択してCTRL+Fを押せば、Locate32が、検索対象フォルダがAutoHotkeyに指定された状態で立ち上がる。
フォルダを指定する手間が省けて、快適至極。

2008-02-23

AutoHotkeyを使ってほんの少し楽をする

・入力切り替えを楽にする

fenrirを使っている人で、
fenrirのインスタントコマンドからgoogle検索を使用とするとき、
日本語表記に切り替えるため 半角/全角キーを押すのがうざったいのは
おいらだけではないはずだ、と思ったりする。

Google検索をfenrirのインスタントコマンドから使うことがほとんどなので、
なんとかせにゃぁと、考えた。
AutoHotkeyをつかえばいいやん。どうせ常駐してることだし。

というわけで、以下の2行を追加。
fenrir起動中に Win + F で日本語入力を切り替えられるようにした。

#IfWinActive,ahk_class fenrirMainWindow
#F::send,{vkF4sc029}

たったこれだけのことで、いちいち、キーボードのホームポジションから指を離すことなく入力の切り替えができる。

頻繁に入力の切り替えが必要なソフトにも同様の割り当てをした。
そうすることで、たとえば
・Webブラウザを使っていて、日本語で検索するとき、半角/全角キーで入力切り替えをうるのが死ぬほど面倒くさい。
・エディターで文章入力中、切り替え作業に気をとられてしまい、思考がとぎれていらいらする。
などの問題が解消できた。
これがなんとまあ快適なこと。

・カーソル移動を楽にする

そんなこんなしているあいだ、fenrirの久方ぶりのバージョンアップがあったりしたもんだから、ついついそちらに気をとられてしまい、間があいてしまった。
でも、おかげで大きな収穫あり。

2ちゃんねる ソフトウェア板 - fenrir Part4をのぞいていたら、
fenrirで表示させたアイテムの選択を矢印キー以外でやりたい。そういう用途こそAHK、という話題があった。(430,439)

(注)fenrir ver.0.73~では アイテムの選択キーを指定できるようになった。

ちっと不便だよなぁ・・・などと思いつつも、これっぽちもAutoHotkeyを試してみることなど考えたこともなく、これまでずーっと地道に矢印キーで、アイテムの選択をしていた。
いわずもがな、選択フォルダの展開もデフォルトの矢印キーのままだった。修飾キーをからめて設定してもよかったのだけれど、修飾キーを小指で操作するのがいやだったこともある。

で、なんて賢いんだろうと、さっそくおいらもそれを参考にさせてもらい、
以下のとおり割り当てをしてみた。
Ctrlキーではなく、Winキー(Winキーが親指のポジションとなるように無変換とキーを入れ替えて使ってるため)とIJKLの組み合わせにした。
#IfWinActive, ahk_class fenrirMainWindow
#I:: Send, {Up}
#K:: Send, {Down}
#J:: Send, {Left}
#L:: Send, {Right}
これが何とも便利。
あんまり便利だったもので、ついでにほかのソフトでも使えないかと試してみた。

Paper Plane xUI 、EmEditor、eClipなどでも使えた。

と、長い前置きになってしまったが、おいらにとってはここからが本題、
ほかの人にとってはちょっとしたオマケ。

おいらの最大の収穫は、
AutoHotkey でウィンドウのクラス名が ahk_class #32770となっているものすべてに使える」 ということがわかった点。

ahk_class #32770ってなんなんだ?
具体的には
・ファイルを開くダイアログ
・ファイルの保存ダイアログ
・フォルダの参照ダイアログ
などなど。
(なお、クラス名はAutoHotkeyに付属している「AU3_Spy.exe」というソフトを使えばすぐ調べられる。)
これらにすべて上記のキーアサインが使えるのだから、
キーボード使いのおいらは、天にも昇る気がした。

ここまで書いてきて気がついた。(いつものことながらスローなおいら・・・)

前半部分で書いた入力切り替えは、
ahk_class #32770にも使えるじゃないかぁ~!?!

Win+F で簡単に入力切り替えができる!!
それだけじゃ、つまらないので Win+H に「Enter」を割り当てた。

キーボード使いのおいらは、狂喜乱舞した。

おわりに

AutoHotkey をインストールして、少なくとも50以上のホットキーを登録し、
そのうえ、たったメモリ使用量 6,000K弱(起動時、おいらの環境の場合)足らずの常駐で、これだけ便利になれる。
で、結論。「AutoHotkeyってすげえ」

2008-02-21

fenrir /cmdtarget=

fenrir が久々にバージョンアップした。
喜んで内容を確認したのだが、どうやって使ってよいやらわからん・・・

0.72 に関しては、任意のフォルダを引数に指定して、指定したその任意のフォルダを選択した状態でfenrirが起動できるというもの。

たとえば階層の深いfirefoxなどのプロファイルフォルダを引数に指定すると、そのフォルダが表示された状態でfenrir を立ち上げられる。

便利なのはわかるのだけれど、いまいちどうしていいかわからず、とりあえずCraftLaunch によく使ういくつかのフォルダを引数に指定して、fenrirが起動するようにした。

どういう使い方がベストなのかしばらく様子見状態。

0.72a に関しては、なんとなくわかったような気がする。
何がわかったかというと/cmdtarget= に関して。

同梱されている履歴の説明を参考に、ppxでもやってみた。

以下履歴の説明
例)ファイラー「あふ」上で選択したファイルを元にfenrirのコマンドメニューを400,200に表示。
fenrir.exe /cmdtarget="$P\$F" /cmdfile=C:\App\fenrir\cmd\0enter.txt /cmdx=400 /cmdy=200
以上履歴の説明終わり

ppxでとりあえず以下の2つのコマンドを任意のキーに割り当ててみた。

%Ob C:\soft\Fenrir\fenrir.exe /t /cmdtarget=%FCD /cmdfile=C:\soft\Fenrir\cmd\0tab.txt
%Ob C:\soft\Fenrir\fenrir.exe /t /cmdtarget=%FCD /cmdfile=C:\soft\Fenrir\cmd\0enter.txt


実行画面はこんなかんじ

ファイラ上でのパスを利用して、fenrir上のコマンドがスムースに実行できる。
ひらたくいえば、fenrirのコマンドがそのままファイラで使える。
fenrir ←→ ファイラ の双方向の行き来が、余分なキー操作なしでできるようになった。
とりわけファイラから1回のキー操作のみでfenrirのコマンドが呼び出せるようになったのが大きい。
ファイラとの親和性がさらに高まったというよりは、一体化することができるようになったといっても、決して過言ではないように思う。

ここで重要となってくるのは、どんなコマンドファイルにするかということ。
ファイラと一体化することによって、よりランチャとしての機能が脚光を浴びるようになるのではないか。
落ち着いて、よりよい使い方を考えたい。

作者のfoliaさん。いつもどうもありがとう。

2008-02-16

Locate32で外部ソフトを起動させる

Locate32はとにかく検索がすてきに速いソフトだと以前このブログに書いたことがある。
速い!! とそれだけに魅せられて、これまで深く使い込むことがなかった。
別に深く使い込もうと思わなくても、便利な機能がたくさんそろっているので、それだけで満足していた。

使っているうちにこんなのできたら便利だなと思うことがたびたびあった。それはというと、検索結果のファイルなりフォルダのパスを任意の外部ソフトに渡して起動できたらいいのにということだった。
マウスの右クリックからポチエスに渡してしまえばそれで問題は解決するのだけれど、マウスを操作するのがなにぶんうざったい。
であれこれ調べたところ、ショートカットキーに外部ソフトを割り当てられることがわかった。方法は以下のとおり。

・検索結果のパスを外部ソフトを渡して起動させる

Option から Setting 画面を開き、一番右側にある Keyboard shortcuts のタブを開く 





























新規にショートカットを登録するには New をクリックする

画面中ほどの Key のラジオボタンをチェックして 割り当てたいキーを押す

画面一番下の Action のプルダウンメニューより Action を選択する
Action の右側にある Subaction のプルダウンメニューより Execute Command を選択しすぐ下にある空欄に 起動させたい外部プログラムのパスに引数をつけて入力する
引数は  ファイルパスが %d  ペアレントディレクトリが %p 

たとえば画像ビュアー Garan を起動したい場合は以下のようにする。
(引数を""で囲まないとうまくパスが渡らないようなので念のため)

C:\tool\Garan\Garan.exe "%d"

いやぁ~ これは楽だわ。なんでもっとはやくに気がつかなかったんだろ
テキスト検索ソフト、各種プレーヤー、エディタ、リネームソフトなんか、割り当てておくとよい。

こんなに便利になった上に、もっと便利なことができるのがこのソフトのすごいところ。
Locate32のフォーラムをのぞいていたところ、なんとショートカットに複数の動作を割り当てることができてしまうという。ちなみに当該ポストはこちら

方法は以下のとおり

・ショートカットに複数の動作を割り当てる
フォーラムの質問にある動作「当該フォルダを開きつつ、ファイルパスをクリップボードにコピーする」設定の場合。ショートカットを割り当てる方法は外部ソフトの場合と同じなので省略。

違ってくるのはActionの設定から。
ようは、同じショートカットキーに2つのActionを割り当てればいい。

まず Menu Command から File/Open Containing Folder を選択し、すぐ上にある + ボタンをクリックする。
すると二つめのコマンドが選択できるようになるので、二つめのコマンド File/Special/Copy path to clipboard を選択してOK を押せばよい。

割り当てたキーを押すとフォルダが開くとともにパスがクリップボードにコピーされる。

なお任意のファイラでフォルダを開きたい場合はあらかじめファイラの設定が必要。
OptionからSetting画面を開き Advance タブの 中ほどにある
Use other program to open folders にチェックを入れて ファイラのパスと引数を入力しておく

これは文句なしでめちゃくちゃ便利だ。
ふたつの外部ソフトを一つのショートカットキーに割り当てられるのだから。
使い方としては以下のようなものが考えられる。
任意のファイラでフォルダを開きつつ、
・画像ビュワーで画像を開く
・エディタで当該ファイルを編集する
・テキスト検索ソフトを起動させる などなど。

とここまで書いてきて気がついた。
ファイラと外部ファイルを抱き合わせで一つのショートカットキーに登録しておけばいいやん。

おわりに

とにかくすばらしく速いだけでなく、細かいところまで作り込んであり、使い勝手のよいソフトだということがわかった次第。どうやって使ったらよいかわからない機能が手つかずで残っているうえに、まだまだ開発途上中らしい。気長におつきあいしていきたい。
作者の Janne Huttunen さん。どこのお国の方か知りませんが、どうもありがとう。

2008-01-28

起動しているプログラムのインストールされているフォルダをマウス操作なしで開く方法

起動しているプログラムのインストールフォルダを、マウス操作なしで開くには、さあどうしたらいい?方法はいろいろあるだろう。が、おいらだったらどうするか? すぐに思い浮かぶのは・・・
以下に列挙してみる。

・ポチエスの簡易ファイラ版 esFlr5 あるいは SbFolder を使い、えんえんと目的のフォルダをたどって開く。

fenrirを使ってうろ覚えのパス名を入力しながら、地道に候補を絞り込んでファイラで開く。

これで目的の操作はできるものの、いまいちしっくりこないというか、気に入らない。何のことはない、面倒なのだ。

せっかく、開きたいプログラムが起動しているのだから、その開いているプログラムのパスを活かして、素早く目的のフォルダを開けるはずだ!!。
じゃあどうしたらいいんだか、あれこれ調べてみた。

適当なソフト(cltc、窓替えなど)を使いタスクを切り替えウィンドウをアクティブにして、menuhackerでファイラを開く

menuhackerでファイラを開くにはちょっとした準備がいる。
menu.iniに、以下の行を追加する。


Program Files Open,run,C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE,"%dir%"


スクリーンショットはこんなふう

いまいちな点
別途必要ソフトを起動して、表示させたいプログラムをアクティブにしないと、使えない。

方法その2 cltcを使う

cltcを起動させる。表示させたいプログラムを選択してから 任意のキーを押下してcltcのメニューを表示させ、ファイラを指定して目的のフォルダを開く。

cltcでもファイラを開くには準備がいる。

ユーザーが任意にメニューが設定できるようになっている。
ので、そのメニューにファイラを指定する。

自分の場合は tab  でメニューをポップアップさせ、選択したプログラムのディレクトリパスをファイラに送るようにしている。

cltcのプップアップメニューにファイラメニューを表示させるには、cltc.iniに以下のとおり記述しておく。

[Cmd]
CmdMax=1
Name1=PPX(&J)
Path1=C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE
Param1=/r "%D"

cltcを起動させ、メニューを任意のキーでポップアップさせてからファイラを開くコマンドを指定すればよい。

スクリーンショットはこんなふう

いまいちな点
cltcを起動させ、メニューを任意のキーでポップアップさせてからでないと、ファイラにパスが送れない。つまり、余計なキーストロークをいったん踏まないと、プログラムを表示されるファイラにパスが送れないということ。平たくいえば、ニュー表示のために、余計な任意のキーの押下が必要となってしまうということ。

方法その3 qt0を使う

qtzero.exeにはプロセスを終了させるだけではなく、プロセスの実行コマンドの、親フォルダを開くことのできるキーボード操作が容易されている。

具体的には、プロセスを選択した状態で Shift+Enter を押す。
となれば、操作はいたって簡単。

ホットキーでqtzero.exeを起動させ、出てきたポップアップメニューから開きたいプログラムを選択し、Shift+Enterを押せばいい。

スクリーンショットはこんなふう

すばらしい点
qtzeroの長所はなんといっても起動しているプロセスをすべて表示してくれるという点。いずれについても例外なくインストールフォルダが開ける。たとえば起動中のファイアーウォールのインストールフォルダを開きたいと思った場合、プロセスを選択して表示させるだけでよい。

と、ここまで書き終えてから、つい偶然に、しみじみとQuickDirのreadmeを読み返してみた。
なんと、キーボードだけでも操作ができるじゃあないか!!!
前回読んだとき、肝心な部分を読み飛ばしていたらしい。つくづくアホや。

というわけで・・・
方法その4 QuickDirを使う

QuickDirをhotkeyで起動させ、アクセラレータキー「:」を押せば、プログラムのインストールフォルダが開ける。
ファイラのパスはあらかじめ以下のように設定しておく。

[FilerPath]
C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE
[FilerParam(ItemPath=%)]
/r "%"

たったこれだけ。あっけないほど簡単じゃあないか。

スクリーンショットはこんなふう

いまいちな点
実行プログラムのウインドウをアクティブにしないといけない。残念なことにその操作はタスク切り替えソフトなどに頼らないといけない。

結論

マウスなしでプログラムのインストールフォルダを開く方法をいくつか見つけられてよかった・・・

選択肢はたくさんあったほうがよいにこしたことはない。

プログラムが起動しており、ウィンドウがアクティブになっている場合はQuickDirのが一番よいだろう。

たくさんのプログラムが起動中の場合は、qt0を使うのが便利だ。

都合のよいことに、AutoHotkeydですぐにプログラムが起動できるようになっているので、これまでエンターを押してプロセスを終了させていたのを、ただ シフトを押しながらエンターで確定させればいいだけだから。


おまけ

qt0は、AutoHotkeyを使い「左Winキー2度押し」で起動させるようにしてみた。
2チェンネルのAutoHotkeyスレッド part4 629 を参考にさせてもらったスクリプトはちなみにこんな感じ。

DoubleKey(RunCommand, timeout){
if(A_PriorHotKey = A_ThisHotKey and A_TimeSincePriorHotkey < timeout)
Run, %RunCommand%
}
~RWin up:: DoubleKey("C:\tool\qdir071\qdir.exe /d", 400)

これがめちゃくちゃ便利。

左右のWinキーはいうに及ばず、左右のShiftキー、CtrolキーおよびTabなどいろいろ使えて、ホットキーの幅が広がる。ただし、ホットキーを覚えないといけないが・・・

2008-01-24

エディタをほんの少し使いやすくするfenrirインスタントコマンドちょいワザ

EmEditorをフリーウェアの頃から愛用している。

EmEditorでファイルメニューから新規作成を選択すると実に26もの選択肢が表示される。



















テキストファイルの作成は、Ctrl + N で新規ファイルを作成できるように設定している。
テキストファイルを作成するときは簡単だが、そうではない場合は新規作成のポップアップメニューから目的の拡張子をマウスで選択しなければならない。
HTMLやCSSやINIファイルを新規で作成するのは、けっこう面倒だったりする。

この面倒な点をすっきり解消してくれるのがfenrirである。

インスタントコマンドを使えば、好みの拡張子のファイルを、簡単に作成してくれる。
設定はあっけないほど簡単。
インスタントコマンドファイルに以下を記述してやればいい。

e/="C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe" %A


具体的にはfenrirを起動し、作成したいファイル名(この場合は拡張子まで含む)、たとえば「test.txt」を入力し、Enterを押せば、指定したファイルは存在しません。新規に作成しますか?と問われるので、「はい」にすれば「test.txt」がエディタで作成される。
拡張子の入力が面倒であれば、以下のようにすればよい。

txt/="C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe" %A.txt
html/="C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe" %A.html
css/="C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe" %A.css

などなど、設定は思いのまま。
たいがいのエディタでこれが使えるようだ。

いやぁ~・・・fenrirってほんとすげぇ・・・

別に覚えておかなくてもとても困るというわけではないけれど、覚えておけば便利で、ほんのすこし得した気分になれるかもしれないというニッチなちょいワザ。

お粗末でした。

2008-01-17

PPcでのファイルのコピー・移動をほんのすこし便利にする fenrirを使って

PPcでファイルのファイルのコピー・移動はもっぱらウィンドウを2枚起動させておいて、左の窓がコピー(あるいは移動 以下おなじ)元、右がコピー先として、任意のキーを割り当て、コピーをしていた。

もう少し具体的にどういう動作をするのかを説明すると以下のとおり。

fenrirを使ってコピー元のフォルダを表示させる。
同じくfenrirを使ってコピー先のフォルダを表示させる。
コピーに割り当てたキーを押し、(たとえばShift + ?とか)反対窓に選択したエントリがコピーされる。
(注 反対窓にコピーされるのは、ファイルオペレーションコマンドのコピーの設定を反対窓にしているため。反対窓の設定をしていなければパスを入力する必要がある。ファイルオペレーションコマンドについてはおまけを参照されたい)
間違いのない確実なコピー方法として愛用させていただいている。

が、ときおり、コピー先となる右側の窓を指定するのが面倒な場合がある。
せっかくfenrirをかませてPPcを利用しているのだから、fenrirで選択したパス(この場合、PPcの右側の窓で開きたいコピー先のフォルダパス)を、PPcへ渡したいと考えた。

*file(ファイルオペレーションコマンド)を使ってみたがうまくいかない。
具体的にはPPc上の複数エントリーのコピーがうまくいかない。カーソルのあるエントリしかコピーできない。何も指定しなければマークしたエントリーが対象となるはずなのだが。なぜなのかはわからずじまい。そういえば *fileの仕様変更があったような・・・

*fileをあきらめて*ppcfile を使ってみたらうまくいった。
詳しくはヘルプファイル「 *ppcfile [!]action[,destdir[,option]] [C]/[M]コマンドを実行」を参照されたし。

具体的にはfenrirの任意のコマンドファイル(たとえば4Jとか)に以下の内容を記述する。

[.***;
&Copy |"C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE" -r -k *ppcfile !Copy,"%P"
]

この方法を使ったファイルコピーの具体的な動作は以下のとおり。
fenrirを使ってコピー元のフォルダを表示させる。
PPc上でコピーしたいフォルダあるいはファイルを選択する。
再度fenrirを使ってコピー先のフォルダを選択し、fenrirの任意のコマンド4Jを実行する。

これでよりスムースにファイルコピーができるようになった。

なお「移動」したい場合は、*ppcfile !Copy,"%P" Copy部分を「Move」に変えてやればいい。
「!」をつけると確認なしで実行されるが、「!」だとファイルオペレーションオプションのダイアログが出て確認ができるうえ、さらに親切なことにTestも行える。


おまけ

ファイルオペレーションコマンドを使ってみた。

ファイルオペレーションコマンドにはあらかじめいくつかの設定が登録されている。
コピー、移動では細かな設定が可能。
名前変更ではワイルドカード、正規表現が使用でき、連番置換も可能。
そのほかミラーリングや削除、ショートカットの作成などまで用意されている。
Copy.Move,Renameなどに限ってあらかじめ「Undo log」が設定された操作に対してUndoが可能である。

それだけで十分便利なのに、さらに任意の設定を追加することができる。

たとえば、常に特定のフォルダ(D:\Backとか)に、選択したファイルの上書きコピー行う。など。

どうやって設定するかは以下のとおり。
ファイルオペレーションオプションを表示させる













Actionのプルダウンメニューから設定保存を選択




適当な名前をつけて保存。Copy2など
処理先をどこにするかきいてくるので、この場合はいいえを選択。








このままだと保存した時の設定状態が保持されるので、オプションを変更する。下の例の場合だと
先を「D:\Back」にし、同名ファイルの処理は「上書き」をチェックする。
再度Actionのプルダウンメニューから設定保存を選択し、上書き保存すれば設定が保存され、「 Copy2」の設定が追加される。












これの活用方法はさまざま。これを覚えておけば少しはしあわせになれる。たぶん。

さいごに
いつものことながら、こんなにすばらしいソフトを提供してくださっている作者の方々に感謝です。

2008-01-14

PPx 独自メニューの割り当てに挑戦

ほんのちょっとばかりPPxが使えるような気になったものだから、しばらくは身の程知らずな無謀な試みをやめ、これまで学んだことだけでPPxを操ることで満足していた。
が、正月休みという長い時間を過ごすうちに、目を見張るばかりのバージョンアップを目のあたりにしてしまい(せっかくバージョンアップしてもらっても、たいして活用できてないのがほんと悲しい)、これまでできなかったことに挑戦することにした。
というわけでその挑戦とは、独自メニューの割り当てなわけである。

最終目的は「テキストファイルを任意のエディタで開く」というごく簡単なもの。

これは、べつに独自にメニューを割り当てなくとも、
M_exec(個人用実行メニュー)に割り当てれば簡単にできる。
あるいは選択エントリーのファイルパスを関連付け版「esExt5」に投げてやってもいい。

でもせっかく本体に独自でメニューを割り当てられる機能がついているのだから、どうしてもそれを利用してみたい。

ヘルプファイルを読んでみると、ものすごく簡単そうに見える。
できないわけはない。そう思ったわけである。

以下ヘルプの該当箇所の抜粋

メニューを複雑/付け足し/階層化したい
M_xxxx の名前でメニューを作成し、「%M_xxxx」を使うことでメニューを表示します。

PPxはメニューの追加や階層化が可能です。

また、メニュー内に「%M_xxxx」を記載することで階層化されます。


例)PPcで各種アプリケーションの実行メニュー M_exec を「,」キーに登録する。M_execは下位階層のメニューM_execsubを持つ。

KC_main = {
',' ,%M_exec
}
M_exec = {
&app1 = c:\bin\app1
app&2 = c:\bin\app2
app&3 = c:\bin\app3
その他 = %M_execsub
}
M_execsub = {
app&4 = c:\bin\app4
app&5 = c:\bin\app5
&shutdown = *shutdown
}
更に、次のようにメニューを使って選択肢を挿入することができます。
例)PPcの[?]にパスジャンプメニュー M_jump2 を追加する
KC_main = {
'?' ,%j%M_jump2
}
M_jump2 = {
&1 bin = c:\bin
&2 temp = %'temp'
&3 etc = %M_pjump
}


まず、M_Editor の名前でメニューを作成してみる。
M_Editor = {
&EmEditor = "C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe"
&NTL = "C:\Program Files\NoteTab Light\NoteTab.exe"
Sa&kura  = C:\tool\Sakura\sakura.exe
&Stirling = C:\tool\stir131\Stirling.exe
}


これをPPX.CFGのM_execの後に追加して保存。
ここまではわけない。問題はこの先。これだけだと使い物にならない。
ヘルプとにらめっこ。それによるとPPcのメインメニューに%M_Editorを追加しないといけないらしい。
それだけではなく適当なキーを割り当てる必要があるようだ。そこで割り当てキーは ^E にすることにする。

KC_main = { ; PPcメイン窓
 中略
^E ,%M_Editor
 以下略


これで任意のエディタでファイルが開けるはず。なんだ、簡単じゃねえかと試してみたところ、エディタは開けるが、選択したファイルが開けない。
なんでなんだぁ~!!! ・・・一晩寝て、考えた。

冷静になって考えてみると、PPxにファイルのパスを渡してないことに気がついた。
PPxにファイルのパスに渡すにはどうすればいいんだっけかなぁ・・・
再度ヘルプファイルとにらめっこ。
%FDC あるいは %#FDCとかをくっつけないとパスが渡らない。
M_Editorのほうにつけるのか、KC_mainのほうにつけるのかわからなかったので試したところ、M_Editorのほうでよいことが判明。

M_Editor = {
&EmEditor = "C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe" %#FDCB
&NTL = "C:\Program Files\NoteTab Light\NoteTab.exe" %#FDCB
Sa&kura = C:\tool\Sakura\sakura.exe %#FDCB
&Stirling = C:\tool\stir131\Stirling.exe %FDCB
}



というわけで、M_Editorを上記のように修正し、再挑戦したところ、ビンゴ!!
途中でつまずいたものの、目標はめでたく達成、独自メニューのできあがり。

せっかく独自メニューをマスターしたのだからと、調子にのっていろいろ割り当ててみた。
画像用メニュー
M_Picture = {
&PhotoFiltre = "C:\Program Files\PhotoFiltre\PhotoFiltre.exe" %#FDCB
FS &Resize = "C:\Program Files\FastStone Photo Resizer\FSResizer.exe" %#FCD
FS &Viewer = "C:\Program Files\FastStone Image Viewer\FSViewer.exe" %#FCD
P&NG = C:\tool\Yukari\BlastPNG.exe %#FCD
}
    検索用メニュー
    M_Search = {
    &getia = C:\soft\getia\getia.exe %#FCD
    %snowbird = C:\soft\snowbird_xp\Snowbird.exe %#FCD
    %locate32 = "C:\Program Files\locate32\locate32.exe" %#FCD
    }
    で、あれこれやってみてわかったこと。
    確かに独自メニューに特定のキーを割り当てるのは便利だけれど、割り当てたキーがなんだったか覚えきれなければ何の役にも立たないではないか。
    M_exec(個人用実行メニュー)に割り当てるか、あるいは、手間をおしまずポチエスにパスを投げてしまうのがいちばん簡単で手っ取り早いということ。
    とういうわけで独自メニューはエディタ用だけにとどめておくのが無難だろうということで決着。