2009-01-25

ツールバー右置き化計画

モニターを解像度が1920×1080ピクセルのモノにした。
これまで1280×1024ピクセルのものを使っていたので、
とまどってしまうくらい画面が横に長く感じられる。

そこでハタと思いついた。これだけ横長なんだったら、ツールバーを下や上に置いておいたのではもったいない。
右か左かどちらかに寄せちゃった方がすっきりするんじゃないかいな・・・
ということで試しにやってみた。

画面左側にはアイコンを置くことにしているので、ツールバーは右側に配置することにした。

幅が広すぎると見た目が間抜けすぎるので、アイコンが表示される最小の幅にすると落ち着く。
ウィンドウズのスタートメニューが右上に、タスクバーば右下に配置される。

スクリーンショットはこんなかんじ(長くてごめん)

タスクバーからマウスを使ってファイルを操作することはほとんどないので、別に常時表示されていなければダメというわけではないので、消してしまっても問題ない。

タスクが見たければ Alt + Tab でタスク切り替えダイアログを表示させればええやん。
(AutoHotkeyを導入すれば、任意のキーを押すだけでタスク切り替えダイアログを表示されられるので楽ちん。わざわざAlt + Tabを押さなくてもよい)

プロパティで「タスクバーを自動的に隠す」をチェックしてもいいのだけれど、マウスオーバーで、キョトキョトと消えたり出たりとせわしないことこの上ない。ならばタスクバーの表示をホットキーで切り替えられるようにしてしまえばすっきりする。必要な時だけ表示させればいい。
とうわけで、こちらのページのスクリプトを参考にさせてもらい、表示・非表示を切り替えられるようにした。

これで完璧じゃんというにはまだはやい。
右置きのタスクバーが隠れないようにウィンドウを配置しなければならない。
というよりは、ウィンドウがタスクバーを隠してしまった時に、右側をちょこっと空けて、ウインドウを素早く移動させられるようにしなくては。
で登場してもらうのが、menuHacker。

menuHackerには、setwindowposというコマンドがあり、ウィンドウの位置(x,y座標で指定)、横幅、高さを自在に変更することができる。
そのうえ、ソフトウエア別にコマンドが登録できるようになっているので、きめ細かな指定ができて助かることこのうえない。

たとえば以下のようなコマンドを登録しておけば、タスクバーが隠れてしまっても、あわてずさわがずチョイチョイとなおせる。

[Resize (&J)
800 (&J),setwindowpos,1095,0,800,1084
1200 (&K),setwindowpos,695,0,1200,1084
1900 (&L),setwindowpos,0,0,1895,1084
]


あれこれ以上のような準備をして、実際に使ってみた。
これが、意外や意外。ものすごく使いやすい。

例その1
ブラウザでネットを見ながら、レジストリエディタを起動して、画面を左右に並べて、楽々編集ができる。これまでは、ブラウザの画面を見て、レジストリエディタにフォーカスを移すと、ブラウザの画面が隠れてしまい、肝心のレジストリキーの名前が確認できない!! というイライラが解消された。
スクリーンショットはこんなかんじ。















例その2
エディタとファイラを左右に並べて作業できる。参照したいファイルなりフォルダなりを眺められる。おまけにディレクトリのツリー表示も余裕。それだけじゃなくデスクトップの左端に置いてあるアイコンも一目瞭然。fenrirなんかも起動させてもノープロブレム

スクリーンショットはこれ














例その3
ブラウザをチマチマとケチくさく幅800ピクセル表示にしなくてすむようになった。おかげでわざわざ画面を右に寄せたり左に寄せる必要がなくなった。おいらの眺めているネットのページはだいたい1000ピクセルで収まるようになっているものがほとんど。この幅で見ていればあますところなく全画面が表示できる。まあまれに1200のものもあったりするが、気にしない。


デスクトップが広くなると、これほどまでに作業が楽になるもんだとは想像もしなかった。
ツールバー右置き化計画はとりあえず成功裏に終わった。

おまけ

新規購入したモニターはこれ。
さっそく設置して、ドット欠けをチェック。
あっりゃぁ~・・・ 一個だけ発見。ドット抜け交換保証なんかに入ってるわけもなく、とほほ・・・
どこかで、画面を軽くたたくと、ドット欠けがなおることもある!!という話をどこかで読んだのを思い出して、さっそくやってみた。
おぉ~!! なんとなんと、なおっちまったい。
何事も一度は試してみるもんだというお話。

2009-01-12

試用 Everything search engine

ファイル検索にはもっぱらLocate32を使っていたが、最近、「Everything search engine」というソフトを知る機会があったので、さっそく試用してみた。

ちなみにスクリーンショットはこんなかんじ












ホームページをざーっとながめまわしたところ、

・プログラムのファイルサイズが小さい
・簡潔明瞭なインターフェイス
・すばやいファイルのインデックス化
・すばやい検索
・システムリソースの使用が少ない
・リアルタイムでのインデックスファイルアップデート  

が特徴とのこと。
さらにFAQをのぞいて気がついた点は以下のとおり。
・パソコン内のファイルをインデックスするのにかかる時間 数秒(100万ファイルだと約1分)
・ファイル内検索はできない
・システムリソースの使用量は2万ファイルの場合だと3~5mb程度
・ファイルシステムの変化を監視
・Booleanの演算子を用いた検索ができる
   デフォルトだとAND検索
・ワイルドカードや正規表現による検索ができる
・特定のディレクトリを指定しての検索が可能。
・外部ファイラの使用可能
ひとわたり説明を見た限りなかなかよさげな感じ。
で、試用してみての感想。

・確かに検索が速い。
検索速度はLocate32と比較してどちらが速いといわれたら、正直言ってわからない。
しかし、データベースのアップデートは速度は圧倒的にこちらの方が速い。

・スムースな検索が可能。

検索のための条件を入力する部分が一カ所しかないので、マウスを使わずとも、検索条件の入力がスムースにできる。

たとえば「test.htm」というファイルを検索する場合、tes htm と入力すれば目的のファイルを表示させることができる。Locate32の場合だと、ファイル名と拡張子を別々の場所に入力する仕様。

また、ファイル名のあとに \xxxとディレクトリを付加すればそのディレクトリから検索をしてくれる。

Everythingの検索の使い勝手は、fenrirのそれと似ており、個人的には慣れているせいもあり使いやすい。

・Locate32との比較では拡張性がやや見劣りする。
 Locate32は検索したパスを様々に活用することができるようになっている。たとえばパスを任意のアプリケーションに渡して実行させたり、リネームしたり。さらに好みのキー割り当てで即時にそれらの処理を実行することができる。
Everything の場合、コンテキストメニューからは以下のことができる。

Open (関連づけ実行)
Open path (エクスプロラーでパスを開く)
Explore path(ツリー表示ありでエクスプローラーを開く)
Copy full name to clipboard(フルパスをクリップボードにコピー)
Copy full path to clipboard (ファイルのあるディレクトリ名をクリップボードにコピー)

コンテキストメニューはこんなかんじ
















デフォルトではフォルダの表示はエクスプローラになっているが、パスを渡して、好みのファイラでのフォルダの表示が可能である。それには、Everything.iniファイルを編集すればよい。
(詳しくはホームページのFAQに記述されている)

具体的には
open_folder_command=$exec("ExternalFileManager.exe" "%1")
open_folder_path_command=$exec("ExternalFileManager.exe" "$parent(%1)")

ExternalFileManager.exeを外部ファイルのフルパスに置き換え、INIファイルの最終行に追加し保存する。
ちなみに、PPxの場合だとこんな。PPxに依存する引数もうまく渡せるようだ。

open_folder_command=$exec("C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE" /r "%1")
open_folder_path_command=$exec("C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE" "$parent(%1)")



・ファイルシステムの変化を監視してくれるので、手動でのデータベースのアップデートの手間がかからず楽である。が、監視してくれるということは言わずもがな常駐する。

この点がこのソフトの最大の強みではないだろうか。新規に追加されたファイルが、何もせずとも即時に検索結果に反映される。fenrir やLocate32ではデータベースの手動アップデートが必要である。

全体としての感想。
検索の速さとデータベースの取り扱いの安易さがすばらしい。とりわけ新規ファイルの監視をおこなってくれる点が無精なおいらには都合がよい。
ただ、おいらの場合、ファイルなりフォルダなりを検索するのは、単純にそれの関連づけを実行することはほとんどなく、探し出したファイルなりフォルダのパスを、その他のアプリケーションで利用したいから探し出すことが圧倒的に多い。
その観点からすると、検索後、探し出したパスの処理をどうするかに重きが置かれる。そうなるとおのずと、探し出したパスを、柔軟かつ十分に活用できうるソフトを選んでしまう傾向にある。
たぶん常用するには至らないような気がする。
ただ、すばやく単純な検索のみをするのには間違いなく重宝する。

今後のアップデートを期待したい。