検索は超高速なのに、使い勝手がいまいちなEverythingをなんとかラクに使いこなそうと、無駄な抵抗を試みた結果をいくつかメモしておく。
なお、コマンドラインオプション、INIファイルの設定項目などについてはEverythingのSupportページVoidtools Wiki のCommand line options とIni を参考にさせてもらいました。
・指定したフォルダ以下を対象に検索を開始したい。
(検索を開始するpathを指定して検索を実行したい)
コマンドラインオプション -path を指定して起動させる。
c:\hoge\Everything\Everything.exe -path "C:\Program Files"
c:\hoge\Everything\Everything.exe -path C:\Windows\system32
など、よく検索をかけるフォルダをランチャに登録しておけばよい。・指定した複数のフォルダ以下を対象に検索を開始したい。
検索速度が超高速なので、すべてのpathを対象にしてもよいのだけれど、絞り込み選択を少しでもラクにするには、pathを指定しておいた方が面倒でなくてよいと思った次第。
コマンドラインオプション -config を使用すれば、読み込む設定ファイルINIを使い分ければ可能となる。
これにはすこしばかり手順を踏む必要がある。
オプションのでカスタマイズした設定は、デフォルトではEverything.iniに保存される。
オプションのタブExcludeでは(スクリーンショット左から4番目)、Exclude files and foldersをチェックすると、検索から除外あるいは含めたい要素(ファイル、フォルダ、フィルタ)が指定できる。
たとえば
C:\Program Filesの中から拡張子がtxt のファイルを除外したい場合、Add Filterで*.txtを設定すればいい。
検索を実行したいフォルダを複数指定した場合は Add Folderで検索に含めたいフォルダを指定すればいい。(コマンドラインオプション -pathでは、複数のpathの指定を受け付けてくれない。とりあえずおいらの環境ではダメだった)
もちろん、逆に除外したいファイルやフォルダの指定もできる。
たとえば、My documents以下のフォルダのうち My Music と My Picture と My Video のみを含めたければ、Add Folder で上記ファイルのpathを指定すればよい。
IncludeとExcludeの設定は下の画面のとおりであるが、どこまでを適応させるか以下のとおり選択肢が三つ用意されている。
独自のINIファイルを作るにはいくつか方法がある。
ひとつは、オプション画面からカスタマイズを行いApplyボタンを押して、いったんEverything.iniに保存する。その内容をそっくりコピーして別名のINIファイルを作成する。自分の好みにカスタマイズしたINIファイルにそれぞれ名前をつけて作成し、検索用途ごとにINIファイルを使い分けられるようにする。
ふたつめは、INIファイルを直接編集する方法。
INIファイル内の以下の項目をを編集すればよいのだが、けっこう面倒くさいので最初の方法でやったほうが確実だろう。
exclude_list_enabled
exclude_list
exclude_include_list
exclude_type_list
exclude_apply_to_list
たとえば一番最初のスクリーンショットの例でいうと、・検索対象テキストをあらかじめ入力してから検索を実行したい。
C:\Program Files の中から拡張子がtxt のファイルを除外した検索を行うINIファイルを txt.ini とした場合、
c:\hoge\Everything\Everything.exe -config c:\hoge\Everything\txt.ini
以上のようにコマンドラインオプションを指定してEverything本体を起動させればよい。
いちいちコマンドラインオプションを指定するのはめんどくさくてやってられないので、ランチャに登録して使用するようにするとよいだろう。
ちなみにShorter Launcherだとこんなかんじ。
&Program files exclude txt |c:\hoge\Everything\Everything.exe | -config txt.ini
Program files Include &exe |c:\hoge\Everything\Everything.exe | -config exe.ini
&Media exclude flv |c:\hoge\Everything\Everything.exe | -config flv.ini
&Image Include jpeg,bmp,png |c:\hoge\Everything\Everything.exe | -config jpeg.ini
&Music exclude qt |c:\hoge\Everything\Everything.exe | -config qt.ini
このうち上から2行目のように、Program filesのうち実行ファイルexeだけを表示させれば即席ランチャとしても使える。
これで、かゆいところに手の届く検索が可能となる・・・?かもしれない。
コマンドラインオプション -serach を指定して、fenrirのインスタントコマンドに登録して使うと便利である。
たとえば以下をインスタントコマンドに登録しておき、
es="c:\hoge\Everything\Everything.exe" -search %A
fenrirを起動後 「es ●●●」と探したいテキスト入力して実行すれば、検索したいテキスト●●●がEverything本体の入力欄に入力済みで検索が実行される。
なお、おいらの環境ではコマンドラインオプション -path -search は同時に使用できない。searchが優先されてしまい、すべてのpathを対象に検索が実行されてしまう。
おまけ
常駐させて使うのがいやだなぁと思う人向けに役に立つかもしれないTips
常駐使用が仕様なのであきらめるしかない。が、簡単に終了できるようにすることはできる。
頻繁に検索することなんてあるわけねえやぁ~という人向け。使い終わったそのたびに、終了させちゃえばいいのである。
具体的には、トレイアイコンをクリックするツール「TrayCommand」を使って以下のコマンドをshorter CraftLaunchなどのランチャに登録しておけば、わざわざマウスを使ってプログラムを終了する手間がはぶけてラクである。ちなみにコマンドはこんなかんじ。
c:\hoge\traycmd\traycmd.exe /R /K=DDDDDDE c:\hoge\Everything\Everything.exe
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