Ad-Aware SE の定義ファイルは手動でしか更新できなくなって久しい。
これまで、どのように手動更新していたかといえば、
ppxを2窓左右に開いておいて、左から右へと上書き移動をしていた。
具体的には
1.ファイルオペレーションコマンドに上書き移動のコマンドを登録し、ことで定義ファイルを更新を行っていた。
2.左窓に定義ファイルを選択された状態にしておき
3.反対窓に更新する定義ファイルのあるフォルダを開いた状態で
4.登録たコマンドを実行する
これだと、いちいち、新旧のファイルのあるフォルダを表示させてから実行しなければなく、非常に面倒である。
それなので、コマンド登録時に、ファイルの移動先をデフォルトの反対窓とせず、旧ファイルのあるフォルダに指定してコマンドを登録し直して使うことにしていた。
こうすることによりダウンロードしてきた定義ファイルだけを選択しておくだけで上書き移動ができるようになった。
「defs」という名前でコマンドを登録。定義ファイルのあるフォルダを移動先として指定し、同名ファイルがある場合は上書き処理。ダイアログはこんなかんじ。
話が少し脇道にそれるが、
以前のバージョンアップで、各種一行文字列編集時に補完候補が自動で表示されるようになり、さらに補完候補ファイルを編集することができるようになっていた。
以下ヘルプファイルより抜粋
自動補完機能付きの一覧表
・概ね「ヒストリの一覧」→「補完候補ファイルの一覧」→「カレントディレクトで該当するファイル名の一覧」の順で表示します。(状況によって順番が変わります。)
・補完候補ファイルは、目的に応じて以下のファイルが使われます。これらファイルは、添付PPXFxxx.TXTを元にして設定を保存するPPxxxxx.DATと同じ場所に作成されます。
PPXUPATH.TXT ファイル名・パスの候補用
PPXUCMD.TXT コマンドの候補用
PPXUMASK.TXT マスクの候補用
「;」でコメントを記載し、一覧中に表示可能です。PPXUCMD.TXT は添付ファイルのように、各コマンドのオプションも一覧表示可能です。
補完候補ファイルを編集した場合、カスタマイズの再読込(%K"LOADCUST")をしないと反映されない場合があります。
抜粋おわり。
バージョンアップ時には、この機能の使い道の有用さがまるでわかっていなかった(ただ、ただディレクトリ移動に使うことばかりを考えていた)のだけれど、「長いコマンドを楽に補完できる」ということがどんなにすごいことなのか今頃になって気がついたという次第。
どういうことかといえば、話は上記の定義ファイルの話にもどる。
上書き移動の作業に何が面倒かといえば、いちいち新旧ファイルのある窓を開かなければならないことである。
それが面倒ならば、コマンドラインでファイルオペレーションコマンドを実行すればよい。
のだけれど、コマンドが延々と長くなってしまうので、ふつうだったらそうしようなどとは思いもしない。
が、どんなに長いコマンドであろうとも、楽に補完できるのであれば少しも苦痛ではない。
ひとたびコマンドを入力してしまえばあとは自動で補完してくれるのだから。
具体的には、
「ファイル名を指定して実行」ダイアログをHを押下して表示させ、
以下のようなコマンドを実行させれば、はい終了。単純そのもの。
*file defs /src:"D:\hoge\hoge\defs\defs.ref" /dest:"C:\Program Files\Lavasoft\Ad-Aware SE Personal\" /same:2
ひとたびこのコマンドを実行すれば、次からは、たとえば file と入力しただけで即座に補完候補が表示されるようになる。
気がついてしまえば、な~んだ簡単じゃんという話。
ファイルオペレーションコマンドにはCopy、Move、Rename の基本的なもののほか、BurstCopy、DirMirror、Append、2HDspritなどいろいろとコマンドがデフォルトで用意されている。これらを駆使し、補完機能を活用すればさらにさまざまなことが簡単に処理できるようになる。
やっと自動補完機能の使い道がわかった。
ちょっとしたことだけれど、すこし幸せな気分になれた。
作者の方に感謝です。
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