2008-01-17

PPcでのファイルのコピー・移動をほんのすこし便利にする fenrirを使って

PPcでファイルのファイルのコピー・移動はもっぱらウィンドウを2枚起動させておいて、左の窓がコピー(あるいは移動 以下おなじ)元、右がコピー先として、任意のキーを割り当て、コピーをしていた。

もう少し具体的にどういう動作をするのかを説明すると以下のとおり。

fenrirを使ってコピー元のフォルダを表示させる。
同じくfenrirを使ってコピー先のフォルダを表示させる。
コピーに割り当てたキーを押し、(たとえばShift + ?とか)反対窓に選択したエントリがコピーされる。
(注 反対窓にコピーされるのは、ファイルオペレーションコマンドのコピーの設定を反対窓にしているため。反対窓の設定をしていなければパスを入力する必要がある。ファイルオペレーションコマンドについてはおまけを参照されたい)
間違いのない確実なコピー方法として愛用させていただいている。

が、ときおり、コピー先となる右側の窓を指定するのが面倒な場合がある。
せっかくfenrirをかませてPPcを利用しているのだから、fenrirで選択したパス(この場合、PPcの右側の窓で開きたいコピー先のフォルダパス)を、PPcへ渡したいと考えた。

*file(ファイルオペレーションコマンド)を使ってみたがうまくいかない。
具体的にはPPc上の複数エントリーのコピーがうまくいかない。カーソルのあるエントリしかコピーできない。何も指定しなければマークしたエントリーが対象となるはずなのだが。なぜなのかはわからずじまい。そういえば *fileの仕様変更があったような・・・

*fileをあきらめて*ppcfile を使ってみたらうまくいった。
詳しくはヘルプファイル「 *ppcfile [!]action[,destdir[,option]] [C]/[M]コマンドを実行」を参照されたし。

具体的にはfenrirの任意のコマンドファイル(たとえば4Jとか)に以下の内容を記述する。

[.***;
&Copy |"C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE" -r -k *ppcfile !Copy,"%P"
]

この方法を使ったファイルコピーの具体的な動作は以下のとおり。
fenrirを使ってコピー元のフォルダを表示させる。
PPc上でコピーしたいフォルダあるいはファイルを選択する。
再度fenrirを使ってコピー先のフォルダを選択し、fenrirの任意のコマンド4Jを実行する。

これでよりスムースにファイルコピーができるようになった。

なお「移動」したい場合は、*ppcfile !Copy,"%P" Copy部分を「Move」に変えてやればいい。
「!」をつけると確認なしで実行されるが、「!」だとファイルオペレーションオプションのダイアログが出て確認ができるうえ、さらに親切なことにTestも行える。


おまけ

ファイルオペレーションコマンドを使ってみた。

ファイルオペレーションコマンドにはあらかじめいくつかの設定が登録されている。
コピー、移動では細かな設定が可能。
名前変更ではワイルドカード、正規表現が使用でき、連番置換も可能。
そのほかミラーリングや削除、ショートカットの作成などまで用意されている。
Copy.Move,Renameなどに限ってあらかじめ「Undo log」が設定された操作に対してUndoが可能である。

それだけで十分便利なのに、さらに任意の設定を追加することができる。

たとえば、常に特定のフォルダ(D:\Backとか)に、選択したファイルの上書きコピー行う。など。

どうやって設定するかは以下のとおり。
ファイルオペレーションオプションを表示させる













Actionのプルダウンメニューから設定保存を選択




適当な名前をつけて保存。Copy2など
処理先をどこにするかきいてくるので、この場合はいいえを選択。








このままだと保存した時の設定状態が保持されるので、オプションを変更する。下の例の場合だと
先を「D:\Back」にし、同名ファイルの処理は「上書き」をチェックする。
再度Actionのプルダウンメニューから設定保存を選択し、上書き保存すれば設定が保存され、「 Copy2」の設定が追加される。












これの活用方法はさまざま。これを覚えておけば少しはしあわせになれる。たぶん。

さいごに
いつものことながら、こんなにすばらしいソフトを提供してくださっている作者の方々に感謝です。

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