2008-02-23

AutoHotkeyを使ってほんの少し楽をする

・入力切り替えを楽にする

fenrirを使っている人で、
fenrirのインスタントコマンドからgoogle検索を使用とするとき、
日本語表記に切り替えるため 半角/全角キーを押すのがうざったいのは
おいらだけではないはずだ、と思ったりする。

Google検索をfenrirのインスタントコマンドから使うことがほとんどなので、
なんとかせにゃぁと、考えた。
AutoHotkeyをつかえばいいやん。どうせ常駐してることだし。

というわけで、以下の2行を追加。
fenrir起動中に Win + F で日本語入力を切り替えられるようにした。

#IfWinActive,ahk_class fenrirMainWindow
#F::send,{vkF4sc029}

たったこれだけのことで、いちいち、キーボードのホームポジションから指を離すことなく入力の切り替えができる。

頻繁に入力の切り替えが必要なソフトにも同様の割り当てをした。
そうすることで、たとえば
・Webブラウザを使っていて、日本語で検索するとき、半角/全角キーで入力切り替えをうるのが死ぬほど面倒くさい。
・エディターで文章入力中、切り替え作業に気をとられてしまい、思考がとぎれていらいらする。
などの問題が解消できた。
これがなんとまあ快適なこと。

・カーソル移動を楽にする

そんなこんなしているあいだ、fenrirの久方ぶりのバージョンアップがあったりしたもんだから、ついついそちらに気をとられてしまい、間があいてしまった。
でも、おかげで大きな収穫あり。

2ちゃんねる ソフトウェア板 - fenrir Part4をのぞいていたら、
fenrirで表示させたアイテムの選択を矢印キー以外でやりたい。そういう用途こそAHK、という話題があった。(430,439)

(注)fenrir ver.0.73~では アイテムの選択キーを指定できるようになった。

ちっと不便だよなぁ・・・などと思いつつも、これっぽちもAutoHotkeyを試してみることなど考えたこともなく、これまでずーっと地道に矢印キーで、アイテムの選択をしていた。
いわずもがな、選択フォルダの展開もデフォルトの矢印キーのままだった。修飾キーをからめて設定してもよかったのだけれど、修飾キーを小指で操作するのがいやだったこともある。

で、なんて賢いんだろうと、さっそくおいらもそれを参考にさせてもらい、
以下のとおり割り当てをしてみた。
Ctrlキーではなく、Winキー(Winキーが親指のポジションとなるように無変換とキーを入れ替えて使ってるため)とIJKLの組み合わせにした。
#IfWinActive, ahk_class fenrirMainWindow
#I:: Send, {Up}
#K:: Send, {Down}
#J:: Send, {Left}
#L:: Send, {Right}
これが何とも便利。
あんまり便利だったもので、ついでにほかのソフトでも使えないかと試してみた。

Paper Plane xUI 、EmEditor、eClipなどでも使えた。

と、長い前置きになってしまったが、おいらにとってはここからが本題、
ほかの人にとってはちょっとしたオマケ。

おいらの最大の収穫は、
AutoHotkey でウィンドウのクラス名が ahk_class #32770となっているものすべてに使える」 ということがわかった点。

ahk_class #32770ってなんなんだ?
具体的には
・ファイルを開くダイアログ
・ファイルの保存ダイアログ
・フォルダの参照ダイアログ
などなど。
(なお、クラス名はAutoHotkeyに付属している「AU3_Spy.exe」というソフトを使えばすぐ調べられる。)
これらにすべて上記のキーアサインが使えるのだから、
キーボード使いのおいらは、天にも昇る気がした。

ここまで書いてきて気がついた。(いつものことながらスローなおいら・・・)

前半部分で書いた入力切り替えは、
ahk_class #32770にも使えるじゃないかぁ~!?!

Win+F で簡単に入力切り替えができる!!
それだけじゃ、つまらないので Win+H に「Enter」を割り当てた。

キーボード使いのおいらは、狂喜乱舞した。

おわりに

AutoHotkey をインストールして、少なくとも50以上のホットキーを登録し、
そのうえ、たったメモリ使用量 6,000K弱(起動時、おいらの環境の場合)足らずの常駐で、これだけ便利になれる。
で、結論。「AutoHotkeyってすげえ」

2008-02-21

fenrir /cmdtarget=

fenrir が久々にバージョンアップした。
喜んで内容を確認したのだが、どうやって使ってよいやらわからん・・・

0.72 に関しては、任意のフォルダを引数に指定して、指定したその任意のフォルダを選択した状態でfenrirが起動できるというもの。

たとえば階層の深いfirefoxなどのプロファイルフォルダを引数に指定すると、そのフォルダが表示された状態でfenrir を立ち上げられる。

便利なのはわかるのだけれど、いまいちどうしていいかわからず、とりあえずCraftLaunch によく使ういくつかのフォルダを引数に指定して、fenrirが起動するようにした。

どういう使い方がベストなのかしばらく様子見状態。

0.72a に関しては、なんとなくわかったような気がする。
何がわかったかというと/cmdtarget= に関して。

同梱されている履歴の説明を参考に、ppxでもやってみた。

以下履歴の説明
例)ファイラー「あふ」上で選択したファイルを元にfenrirのコマンドメニューを400,200に表示。
fenrir.exe /cmdtarget="$P\$F" /cmdfile=C:\App\fenrir\cmd\0enter.txt /cmdx=400 /cmdy=200
以上履歴の説明終わり

ppxでとりあえず以下の2つのコマンドを任意のキーに割り当ててみた。

%Ob C:\soft\Fenrir\fenrir.exe /t /cmdtarget=%FCD /cmdfile=C:\soft\Fenrir\cmd\0tab.txt
%Ob C:\soft\Fenrir\fenrir.exe /t /cmdtarget=%FCD /cmdfile=C:\soft\Fenrir\cmd\0enter.txt


実行画面はこんなかんじ

ファイラ上でのパスを利用して、fenrir上のコマンドがスムースに実行できる。
ひらたくいえば、fenrirのコマンドがそのままファイラで使える。
fenrir ←→ ファイラ の双方向の行き来が、余分なキー操作なしでできるようになった。
とりわけファイラから1回のキー操作のみでfenrirのコマンドが呼び出せるようになったのが大きい。
ファイラとの親和性がさらに高まったというよりは、一体化することができるようになったといっても、決して過言ではないように思う。

ここで重要となってくるのは、どんなコマンドファイルにするかということ。
ファイラと一体化することによって、よりランチャとしての機能が脚光を浴びるようになるのではないか。
落ち着いて、よりよい使い方を考えたい。

作者のfoliaさん。いつもどうもありがとう。

2008-02-16

Locate32で外部ソフトを起動させる

Locate32はとにかく検索がすてきに速いソフトだと以前このブログに書いたことがある。
速い!! とそれだけに魅せられて、これまで深く使い込むことがなかった。
別に深く使い込もうと思わなくても、便利な機能がたくさんそろっているので、それだけで満足していた。

使っているうちにこんなのできたら便利だなと思うことがたびたびあった。それはというと、検索結果のファイルなりフォルダのパスを任意の外部ソフトに渡して起動できたらいいのにということだった。
マウスの右クリックからポチエスに渡してしまえばそれで問題は解決するのだけれど、マウスを操作するのがなにぶんうざったい。
であれこれ調べたところ、ショートカットキーに外部ソフトを割り当てられることがわかった。方法は以下のとおり。

・検索結果のパスを外部ソフトを渡して起動させる

Option から Setting 画面を開き、一番右側にある Keyboard shortcuts のタブを開く 





























新規にショートカットを登録するには New をクリックする

画面中ほどの Key のラジオボタンをチェックして 割り当てたいキーを押す

画面一番下の Action のプルダウンメニューより Action を選択する
Action の右側にある Subaction のプルダウンメニューより Execute Command を選択しすぐ下にある空欄に 起動させたい外部プログラムのパスに引数をつけて入力する
引数は  ファイルパスが %d  ペアレントディレクトリが %p 

たとえば画像ビュアー Garan を起動したい場合は以下のようにする。
(引数を""で囲まないとうまくパスが渡らないようなので念のため)

C:\tool\Garan\Garan.exe "%d"

いやぁ~ これは楽だわ。なんでもっとはやくに気がつかなかったんだろ
テキスト検索ソフト、各種プレーヤー、エディタ、リネームソフトなんか、割り当てておくとよい。

こんなに便利になった上に、もっと便利なことができるのがこのソフトのすごいところ。
Locate32のフォーラムをのぞいていたところ、なんとショートカットに複数の動作を割り当てることができてしまうという。ちなみに当該ポストはこちら

方法は以下のとおり

・ショートカットに複数の動作を割り当てる
フォーラムの質問にある動作「当該フォルダを開きつつ、ファイルパスをクリップボードにコピーする」設定の場合。ショートカットを割り当てる方法は外部ソフトの場合と同じなので省略。

違ってくるのはActionの設定から。
ようは、同じショートカットキーに2つのActionを割り当てればいい。

まず Menu Command から File/Open Containing Folder を選択し、すぐ上にある + ボタンをクリックする。
すると二つめのコマンドが選択できるようになるので、二つめのコマンド File/Special/Copy path to clipboard を選択してOK を押せばよい。

割り当てたキーを押すとフォルダが開くとともにパスがクリップボードにコピーされる。

なお任意のファイラでフォルダを開きたい場合はあらかじめファイラの設定が必要。
OptionからSetting画面を開き Advance タブの 中ほどにある
Use other program to open folders にチェックを入れて ファイラのパスと引数を入力しておく

これは文句なしでめちゃくちゃ便利だ。
ふたつの外部ソフトを一つのショートカットキーに割り当てられるのだから。
使い方としては以下のようなものが考えられる。
任意のファイラでフォルダを開きつつ、
・画像ビュワーで画像を開く
・エディタで当該ファイルを編集する
・テキスト検索ソフトを起動させる などなど。

とここまで書いてきて気がついた。
ファイラと外部ファイルを抱き合わせで一つのショートカットキーに登録しておけばいいやん。

おわりに

とにかくすばらしく速いだけでなく、細かいところまで作り込んであり、使い勝手のよいソフトだということがわかった次第。どうやって使ったらよいかわからない機能が手つかずで残っているうえに、まだまだ開発途上中らしい。気長におつきあいしていきたい。
作者の Janne Huttunen さん。どこのお国の方か知りませんが、どうもありがとう。