menuHackerは、工夫しだいで人それぞれに使い方が自在に操れるすばらしいソフトである。
ソフトの全体像を知るにはmenuHacker - FrownWikiを参照されたし。
さまざまな使い方のできるソフトであるため、その汎用性ゆえに、そのすばらしさがかすんでしまうほどである。
それなので、ここでは「コマンドに使用できる置換文字列」と「エディタ」の2点だけに的を絞ってみようと思う。
menuHackerの置換文字列には「%titlepath%」というのがある。これはコマンド内で「ウィンドウのタイトルバー文字列から抜き出したパス」に置き換わる。
このパス情報をエディタと連携させて、うまく活用しない手はない。
たいしてすごいことができるわけではないが、エディタをほんの少し使いやすくすると長所・短所は以下のとおり。いう点で、個人的には大変重宝している。
どんな所をほんの少し使いやすくするのかといえば、次の4点である。
エディタで現在編集しているファイルのプロパティを表示する
エディタで現在編集しているファイルのパスをコピーする
エディタで現在編集しているファイルを任意のブラウザで開く
エディタで現在編集しているファイルを任意のファイラで開く
具体的にどうするのかは以下のとおり。
必要なもの
menuHacker
エディタ
ただし、ウィンドウタイトルに編集中のファイルがフルパスで表示されるものに限る。(タイトルに表示さないとパスが取得できないため)手順1 エディタ用のINIファイルを用意する。
使用しているエディタの名前をつけて、INIファイルを保存する。手順2 INIファイルを編集する。
Emeditor.exeであれば「emeditor.ini」と名前をつけて、menuHackerの実行プログラムのあるフォルダに保存する。
とくに問題がなければ、デフォルトのmenu.INIを名前を変えて保存すると楽である。
以下のコマンドを作成したINIファイルに追加する。
エディタで現在編集しているファイルのプロパティを表示する
Property,fileproperty,%titlepath%
エディタで現在編集しているファイルのパスをコピーする
copy path,setclip,%titlepath%
エディタで現在編集しているファイルを任意のブラウザで開く
IEの場合
IE,run,C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE,%titlepath%
エディタで現在編集しているファイルを任意のファイラで開く
PPxの場合
PPX,run,C:\Program Files\PPX\PPCW.EXE,%titledir%
手順3 menuHackerの実行
エディタ使用中にmenuHackerを起動させ、任意のコマンドを実行する。
長所・短所は以下のとおり。
長所
・エディタ側でブラウザやファイラを外部ツールとして設定しなくてよい
・外部ツールの設定のないエディタからブラウザやファイラが開ける
・ファイラやエクスプローラーを開いたり、ファイルを選択するなどいくつもの手順を踏むことなくプロパティの表示、パスのコピーができる
・エディタに限らず、タイトルバーにフルパスが表示されるソフトであれば利用可能である。
たとえば画像ビューアGaranやテキストビューアttPage-Rなど
・コマンドの使い回しができる
ソフト毎に実行させるコマンドを変える必要がなければ、単にデフォルトのmenu.iniに記述すれば、すべてのウィンドウに適応できる。
・コマンドの使い回しができるので、覚えるのは一つでよい。
このエディタは外部ソフト起動にはこのホットキー、あっちのエディタでは別のキー・・・などあれこれ覚える必要がない。
短所
・まず最初にmenuHackerの使い方をマスターしないといけない
・タイトルにフルパスが表示されるエディタしか使えない
・INIファイルの編集が必要である
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